発信の理

宮本 京香

担当教員によるコメント

宮本京香さんは最近では珍しく制作にかかる前の取材、構図、念密な下図にこれでもかという位時間をかける。人間の業(ごう)をテーマにした卒業制作『発信の理』は、一見すると彼女の言葉のようにアッケラカンとしたようだが画面の隅々まで緻密な描写と表情は強い人間性と意志を感じさせる作品になった。

教授・米谷 清和