おばけとこどもアニメーション

相原 ふう

作者によるコメント

オリジナルアニメーション作品です。どこか分からない、薄暗く冷たい世界の中でも温かみのある、そんな2人の様子をぼんやりと眺めて、癒されて欲しい。どこか懐かしいような、優しい気持ちになってほしい…という思いを込めて制作しました。箱庭のようなちいさな空間の中で繰り広げられる、2人のささやかな日常を、覗き込んでみてください。

担当教員によるコメント

おばけとこどもの日々の暮らしという発想が豊かなシーンを細部まで丁寧に描いたアニメーション作品である。淡々と流れる独特の世界観は、ぼんやりとずっと眺めていたくなってしまう。見る者にそう思わせるのは作品の質の高さはもちろんだか、それだけが理由ではない。作者は未完成の作品をSNSにアップしたところ80万回再生され、こんなシーンも見てみたいなどの多くのコメントをもらう。その後、意識的にSNSを活用し、ファンのコメントを自分の中で昇華して新たなアイデアとして制作していった。それはまるで本当に実在するおばけとこどもの暮らしを作者が覗いているようなリアリティーを生み出した。その意味ではこの作品は、作り方自体をデザインしたまったく新しい作品と言えよう。

教授・宮崎 光弘

  • 作品名
    おばけとこどもアニメーション
  • 作家名
    相原 ふう
  • 作品情報
    映像(1.お仕事部屋編:2分28秒、2.キッチン編:2分22秒、3.お風呂編:39秒、4.庭編:37秒)
    技法・素材:SAI、AfterEffects (展示)発泡ボード、布
    サイズ:H350×W350×D350mm
  • 学科・専攻・コース