Tabaneee ~ペーパーコードの新たな魅力を探求する~
半田 晴菜
作者によるコメント
ペーパーコードの本来の使用方法とは異なる新しい価値や魅力を様々な角度から探求し、それに伴う家具を製作。座面にかかる負荷の変化に伴い、紐の揺らぎも異なる表情を魅せる。時が経つにつれ今後も変化する。
担当教員によるコメント
デザインの世界でイノベーションを生み出すきっかけになってきた代表格に、新素材の登場と応用がある。ペーパーコードは、いうまでもなく普遍的な旧素材のひとつだと思う。それ故に新しい応用といった、素材を新しく吟味する視点が乏しいといえる。作者はそこに疑問を抱くどころか、先入観無しに試作を作り続け、前例のないデザインに見事に昇華させた。大きなブラシのような作品は、そのものを目の前にすると、触れてみたい衝動に掻き立てられ、想像以上の感触に驚き、感動的な触感は嫉妬するほどの共感を覚えたほどだった。
教授・米谷 ひろし
- 作品名Tabaneee ~ペーパーコードの新たな魅力を探求する~
- 作家名半田 晴菜
- 作品情報家具、素材の魅力発掘
技法・素材:紙ひも、シナベニヤ合板、木工用ボンド、ハードメープル
サイズ:
H440×W1541×D541mm
座面ひも長さ:40mm
1束長さ:2145mm
ひも全長:2,574m
1束本数:39本
総本数:46,800本
総束数:1,200 束 - 学科・専攻・コース
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