とある高校生の日常

大房 彩花

担当教員によるコメント

普通ひとつの作品はひとつの描き方(作風)によって描かれ、それが作品のスタイル(個性)となっている。大房さんの作品は登場するキャラクター達がそれぞれ別々の作風で描かれていて、それらが “強引” にひとつの画面の中に収められている。その点が興味深い。キャラキター達の声や喋り方もバラバラでそこも面白い。これらの点に早くから気付き、作品の見方(楽しみ方)を認識するとより面白く鑑賞出来るだろう。実験的な試みではあるが商業的に成功する可能性を持っている作品である。

教授・原田 大三郎