卒業制作優秀作品集2020
生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻

宮内 光

膝下競技義足のアウター

技法・素材:ABS樹脂、ポリプロピレン、ファブリック
作品形態:1/1 スケール モックアップ
サイズ:H680×W376×D220mm

従来はより健常な脚に似せたものが多いアウターカバーだが、今回は義足着用者ならではの表現を探った。義肢装具士やパラアスリートの方々と意見を交わしながら、実際にフィッティングも行って頂いた。彼らが定期的に行うイベントや試合会場で着用することにより、未だ認知度の低いパラスポーツや義足を扱う選手として、より世の中の注目を高めると共に、自身のモチベーションを高める兜のような存在。

特徴
・義足の後ろから指をかけ、前後に引くだけのスムーズな着脱
・選手の身体の変化に合わせた義足の調節にもフレキシブルに対応
・太ももにフィットする上部のファブリックはトレーニングによって出る健常な脚との太さの違いを合わせると同時に、アップ運動後試合本番までの体温調節をサポートする

担当教員によるコメント

2020東京オリンピック・パラリンピックは残念ながら延期になったが、この大会は通称「オリパラ」と呼ばれるように、パラリンピックがオリンピックと並列で扱われていることに大変意味がある大会だ。その考えに賛同した作者は、パラリンピックの選手が使う道具のリサーチを行った。スポーツ用品はプロダクトとして、今までもアスリートと一緒に多くの可能性を広げてきた歴史がある。それをパラアスリートとも、もっと積極的にやっていくべきだと感じた彼は、このテーマにたどり着いた。作品のメッセージは、もちろんパラアスリートへのエールと共に、プロダクトデザインの「対象ユーザーとして彼らをきちんと視野に入れよう」という、新しいユニバーサルデザインの提言だと私は捉えている。

教授・田中 秀樹

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