NEOSENSE

掘井 裕理

作者によるコメント

和柄や和色が多く用いられる日本の伝統的な扇子。浴衣や着物など和装の時だけでなく、それぞれのファッションセンスに合わせて使うことができるよう、現代の夏服に合うようなビビットな色とパターンを用いた新しい扇子のブランドです。バッグやベルトにつけて持ち運びしやすく、夏のファッションのアクセントにもなるような新たな扇子のスタイルを提案します。

担当教員によるコメント

デザインは、プロセスが重要な仕事です。出来上がりまでのスケジュールを自ら計画し実施していくことは、現実界でも重要な能力と言われています。掘井さんは、そのチカラを充分に生かし、緻密な仕事で、完成度が高い魅力に溢れた作品に仕上げました。パッケージデザインを商品化デザイン=ブランディングとしてとらえ、製品設計からオリジナル商品を創り出し、商品を核としたブランドに仕上げ、プレゼンテーションしています。異なった要素を掛け合わせて創造する発想で、和の扇子と洋のファッションをカラフルな総柄にデザインした作品は、新しい世界観を創出し、細部から全体までを統合させています。世界中の人々が、「新しい涼しい風」を楽しむことができそうです。

非常勤講師・加藤 芳夫

  • 作品名
    NEOSENSE
  • 作家名
    掘井 裕理
  • 作品情報
    パッケージデザイン
    技法・素材:Illustrator、Photoshop、アクリル絵の具 、航空ベニヤ板、レーザーカッター
    サイズ:扇子= H270×W380mm (25点)/パッケージ =H73×W234mm (14点)
  • 学科・専攻・コース