入学試験問題・「実技」参考作品集 2000




 

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美術学部 絵画学科 油画専攻


平成12年度入学試験

入学定員―132名

入学試験科目・配点・日程

2月10日(木)
 国 語(100点)―10:00〜11:30
 外国語(100点)―12:00〜13:00
2月11日(金)
 鉛筆デッサン(100点)―10:00〜16:10(12:30〜13:40は昼休み時間)
2月12日(土)
 油彩「人物」(100点)―10:00〜17:10(12:30〜13:40は昼休み時間)


実技問題

鉛筆デッサン(5時間)
 与えられた3つのモチーフを使用して、自由に表現しなさい。

 

 (モチーフは試験終了後回収します)
  ・粉末顔料の使用は認めない。
  ・水、溶材等の使用は認めない。
  ・参考資料等の持参は認めない。
  ・上記に違反した場合、失格になることがある。
 使用紙:サンフラワーペーパー・M画・B3

油彩「人物」(6時間)

 「風景の中の人物」(人物は与えられたモデル)
 ・粉末顔料の使用は認めない。
 ・参考資料等の持参は認めない。
 ・キャンバスは大学で用意したものを使用する。
 ・上記に違反した場合、失格になることがある。
使用紙:キャンバスP15号


実技問題出題のねらい・意図

 たくさんの受験生の中からそれぞれの潜在能力を見い出すのは至難であるが、基本的なものの見方、捉え方によるデッサン力、表現力、そして生来の感覚、感性の優劣等々。そうした全体を通して美術を専攻するにふさわしいかどうかが判断の基準となる。もちろん評価の中心は、より創造的な才能を見つけることにある。


実技問題採点のポイント

 デッサン力については、質感、量感、空間等が的確に表現されているかをみる。
 創造力については、問題に対してしっかりとしたコンセプトに基づいた構造・構成を持っていること。そして発想のユニークさや、オリジナリティーも重要な要素である。
 その他感覚や感性も重要で、色感の良い新鮮な画面や、隅々まで丹念な心で描かれていることも大切な条件のひとつである。