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入学定員―80名

入学試験科目・配点・日程
 3月11日(日)
  国 語(100点)―9:00〜10:00
  英 語(100点)―10:30〜11:30
 3月13日(火)
  デザイン(200点)―9:00〜16:10
  (12:00〜13:10は昼休み時間)
  

デザイン(6時間)
要求:
 与えられた材料を用いて、下記の条件を満たす作品を自由に創作しなさい。

条件:
 今、あなたは一番大切にしている人(親、友人、恋人など)に何かを送ります。
  それを包む入れ物(パッケージ)とそこに込めたあなたの気持ち(メッセージ)を言葉を使わずに、具体的かつ正確にデザインしなさい。
  また実作業に移る前にそのスケッチ案を描いてください。

提出物:
 1、アイデアスケッチもしくは想定造形図
 2、造形作品
 3、解説文

規程:
 提出物1は必ず2の「造形作品」を制作する前に、想定する形を「用紙C」に描くこと。
 提出物2は「用紙A」および「トーナルカラー」を用いて、「用紙B」の上に固定すること。
 提出物3は「創作意図」と、その「意図」を造形化するための「思考のプロセス」を、必ず箇条書きで簡潔に「用紙D」に説明する。

注意:
 「用紙A」は必要とするだけ用いること。(2枚全部用いなくてもよい)
 「トーナルカラー」は必要とするだけ用いること。(全部用いなくてもよい)
 「造形作品」は立体、平面的いずれの表現でもよい。

補足説明:
 提出物1の「アイデアスケッチもしくは想定造形物図」と2の「造形作品」とは必ずしも一致する必要はない。
 ゆえに、「造形作品」を作って後で、もしくは途中で1の「アイデアスケッチもしくは想定造形図」に手を加えないこと。
 アイデアスケッチでも具体的なデッサンでもよい。

配布:
  用紙A(ケント紙B3)2枚
  用紙B(イラストボードA3)1枚
  用紙C(画用紙B4)
  用紙D(原稿用紙)
  トーナルカラー(色紙)※金色・銀色各1枚含む
  アイデア下描き用紙
  ボール紙(下敷き用)
  セロテープ    
  セメダイン
  スティック糊
  

  空間、立体、平面すべてのデザイン領域にわたって必要な能力は、条件下における「課題の発見・把握力」「課題を解決するための分析・構造化・計画性」という理性と、「イマジネーションを描く能力、独自な創造力」そして「美的な造形・表現力」という感性である。
 出題(要求、条件)を、与えられた素材を用いるという条件の中で如何にイマジネーションを描き作品にまとめる感性を持っているか、そして「作品解説文」によって創作意図を第三者に伝える理性を持っているか、将来デザインに携わる者としての潜在的な能力と資質を窺い知る手がかりとすることを意図した。
 また、受験生本人が将来いずれの分野に進むにしても、基本的で総合的な造形能力を知るためには適切であると考え、造形作品を立体表現と規定した。
  

理解力:
 テーマの趣旨を正しく理解、把握し、課題を発見する能力。

計画力:
 自らの意図を造形表現するための思考プロセスを、与えられた条件下で分析・構造化・計画する能力。

表現力:
 与えられたテーマをいかに発展させてイマジネーションを描き、具体的な造形にまとめられるか、独自な発想力と総合的な創造性。

創造力:
 空間、立体、平面にわたる造形感覚と表現に必要な形、色彩、構成力、審美性、訴求力など。
  

 

美術学部:
 

造形表現学部:
 
入学試験問題・「実技」参考作品集2001