今日の芸術を取り巻く複雑な状況を考えると、将来、この分野の一端を担って活躍する者にも、相応の文化的素養が求められて当然であろう。本学の入試に国語と外国語が課せられるのは、そうした基礎的な教養を身につけているかどうかを見るためである。

国 語
文学作品や幅広い教養書を数多く読みこなすことによって、内外の文化を積極的に吸収し、また、自らの思考を鍛えているかを見るため、基礎的な読解力と作文能力を問う問題が出される。

外国語
 国際化が著しい現代社会において、これからのわが国の芸術部門を支えていく者に不可欠な基礎的語学力を身につけているかどうかを見る問題が出される。また、外国語で書かれた易しい文章の内容を正しく読みとることができるかどうかを見るため、必ず文章題が出される。
 
  

国 語
 設問の趣旨を正しく理解し、文字を正確に、かつ丁寧に記すこと。読解力では、日頃から現代文で書かれた文学作品や新書レベルの教養書に親しんでいるかどうか、作文では、一般論を器用にまとめることよりも、各自の視点やものの見方をいかに説得力を持って読み手に伝えることができるかどうか、を採点のポイントにしている。

外国語
 英語では、高等学校の教科書の内容をきちんとマスターしているかどうか、すなわち、基礎的な語学力(易しい英文の読解力と単語力)を身につけているかどうか、が採点の基準になる。フランス語・ドイツ語についても、ほぼ同様である。
  

 

美術学部:
 

造形表現学部:
 
入学試験問題・「実技」参考作品集2001