入学定員―75名
(ビジュアルデザイン分野・デジタルデザイン分野 40名/プロダクトデザイン分野・スペースデザイン分野 35名)

入学試験科目・配点・日程
 3月11日(火)

  国 語(100点)―9:00〜10:00
  英 語(100点)―10:30〜11:30
 3月12日(水)
  デザイン(200点)―9:00〜16:10
  (12:00〜13:10は昼休み時間)

デザイン(6時間)
 立体造形または平面造形(いずれかを選択)とデッサン
 1.与えられたビニール袋と手を構成して、鉛筆デッサンで描写しなさい。
 2.与えられた材料を用い、立体造形または平面造形によって、自分(例えば自画像)を表現しなさい。
 3.用紙Dに、制作した作品の解説文を書きなさい。
注意事項
 ・時間配分は自由(6時間)
 ・鉛筆デッサンは、用紙Aを用いて描写すること。
 ・立体造形作品は、用紙Bおよびトーナルカラーを用いて制作し、用紙Cに固定して提出する。
 ・平面造形作品は、用紙Cの上に用紙Bおよびトーナルカラーを用いて制作する。

配布する材料
 ・ビニール袋 1枚
 ・用紙A(デッサン用紙/B4/裏に記名あり) 1枚
 ・用紙B(ケント紙/B3) 3枚
 ・用紙C(イラストレーションボード/A3/裏に記名あり) 1枚
 ・用紙D(原稿用紙/記名あり) 1枚
 ・アイデア下描き用紙(A3) 5枚
 ・トーナルカラー(色紙) 1袋
 ・ボール紙(カッター下敷き用) 1枚
 ・セロテープ 1個
 ・セメダイン 1個
 ・スティック糊 1個

1.鉛筆デッサンによって基礎的表現力を見る。
2.あわせてボリュームと質感および形状の異なるモチーフを相互に関係づける構成力を見る。
3.「自分」というテーマを客体化し、そこから一定の内容を把握し、その表現に最適な要素と表現方法を具現化する能力を見る。自画像のような身体的特徴の表現でもよいし、性格や人間関係、あるいは内面的な精神性をとりあげることもできる。
4.制作した作品の特質あるいは問題意識を、第三者に伝える論理的思考と作文による表現能力を見る。

理解力:問題の主旨を正しく理解、把握する能力。
計画力:自らの意図を表現するために分析し、構造づけ、効果的表現に至らしめるプロセス思考力。
表現力:与えられた条件下で、効果的な造形をイメージする感性と発想力および適切な表現能力。
創造力:新鮮な造形感覚と創造的な構成力および造形表現のもつ訴求力など。

 以上の各種能力を総合的評価ポイントにする一方、出題の一部において際立った個別能力が見とれれば、相応の評価をする。万能選手を選びだすだけでなく、特殊能力の発掘という視点も重要な採点のポイントとする。