入学定員―57名

入学試験科目・配点・日程
 2月14日(金)

  鉛筆デッサン(100点)―10:00〜16:10
  (12:30〜13:40は昼休み時間)
 2月15日(土)
  空間デザイン(100点)―10:00〜16:10
  (12:30〜13:40は昼休み時間)
 2月16日(日)
  国 語(100点)―10:00〜11:30
  外国語(100点)―12:00〜13:00

鉛筆デッサン(5時間)
 与えれらたモチーフを鉛筆でデッサンしなさい。
 背景は、この教室を描くこと。
 イーゼルや人は描かないこと。
 用紙の縦横は自由とする。
使用紙:M画ボード・B3

空間デザイン(5時間)
 与えられた材料を用いて、盤面Aと立体Bとの関係を空間構成しなさい。
 ただしすべての材料は接着剤で固定すること。
 ケント紙は盤面A、立体Bとも共通の材料とし、それぞれの使用枚数は自由とする。
盤面A
 ケント紙を用いて、机上に水平に置いたボードの上に起伏をつくる。
 ボードはケント紙で上面すべてを覆い、真上から見てボードからはみ出さないこと。
 盤面Aは彩色すること。ただし、無彩色(黒、白、灰色)は用いないこと。
立体B
 ケント紙、布、金属棒の3種類を用いてつくる。
 それぞれの材料の特性を生かすこと。
 高さはボード上60cm以下とし、真上から見てボードからはみ出さないこと。
 立体Bは必要と思われる部分を彩色すること。ただし、無彩色(黒、白、灰色)は用いないこと。

配布材料:イラストボード(B3/記名票付き) 1枚
配布材料:金属棒 1袋
配布材料:ケント紙(B3) 5枚
配布材料:布 1枚
配布材料:コピー用紙(A3/草案用) 2枚
配布材料:黄ボール紙(B3/カッター台用) 1枚
配布材料:接着剤 1本

 環境デザインの世界は、自分の身体の周りの小さなところから、都市的な規模までそのスケールはさまざまです。「もの」だけでなく、「もの」を造ることによって生まれる「空間」を造る作業です。実技試験ではその空間を把握する能力、そして空間を創造する能力を見ることによって適性を判断します。

鉛筆デッサン
 モチーフの大きさに驚いたかもしれませんが、床と平行な要素が多く、単純な形態で基本的には描きやすいモチーフと言えるでしょう。まず形態、プロポーションが正確に描かれているかどうか、そしてモチーフと床、壁、天井との間にある空間が意識されているかどうかがポイントになります。

空間デザイン
 盤面と立体の間の空間を構成するという問題です。アルミの線材、伸縮性のある筒状の布という材料の特性を活かした表現になっているかどうかが大きなポイントです。今までの問題とは異なる独自な表現を可能にする材料だったのですが、今年も前年の参考作品によく似た作品が数多くありました。
 参考作品集に載っているのはあくまで優秀作品であって模範解答ではありません。出題の条件が異なるので、載っている作品のまねをしてもよい作品にはなりません。もっと自由で、多様な可能性があるはずです。

 環境デザインには社会性が要求され、与条件を無視した表現はありえません。与えられた条件をどう分析して、どう応えていくかが問われます。その手法とプロセスこそが環境デザインにとっての自己表現なのです。

入学定員―15名

大学入試センター試験科目
 外国語(100点満点に換算)
  英、独、仏のうち1科目選択
 国 語(100点)
  国I、国I・国IIのうち1科目選択(近代以降の文章)

本学での個別学力検査
 2月14日(金)

  鉛筆デッサン(100点)―10:00〜16:10
  (12:30〜13:40は昼休み時間)
 2月15日(土)
  空間デザイン(100点)―10:00〜16:10
  (12:30〜13:40は昼休み時間)