入学定員 造形学科―12名
入学定員 デザイン学科―25名
入学定員 映像演劇学科―15名

入学試験科目・配点・日程
 11月23日(土)

  造形学科 絵 画―9:00〜16:10
  (12:00〜13:10は昼休み時間)
  デザイン学科 デザイン―9:00〜16:10
  (12:00〜13:10は昼休み時間)
  映像演劇学科 創 作―9:00〜16:10
  (12:00〜13:10は昼休み時間)
 11月24日(日)
  全学科 作 文―9:00〜10:00
  全学科 面 接―12:00〜16:10

造形学科
絵 画(6時間)

 「与えられたモチーフを描きなさい。」
モチーフ 人物
使用紙:イラストレーションボード・B2

  
デザイン学科
デザイン(6時間)

1. 与えられた材料を用い、立体造形または平面造形によって、コントラスト(対比関係)を表現しなさい。
2. 用紙Cに、制作した作品の解説文を書きなさい。
注意事項
 ・立体造形作品は、用紙Aおよびトーナルカラーを用いて制作し、用紙Bに固定して提出する。
 ・平面造形作品は、用紙Bの上に、用紙Aおよびトーナルカラーを用いて制作し、固定して提出する。

配布する材料
 ・用紙A(ケント紙/B3) 3枚
 ・用紙B(イラストボード/A3/裏に記名票) 1枚
 ・用紙C(原稿用紙/記名あり) 1枚
 ・トーナルカラー(色紙) 1袋
 ・アイディア下書き用紙(A3) 5枚
 ・ボール紙(カッター下敷き用) 1枚
 ・セロテープ 1個
 ・セメダイン 1個
 ・スティック糊 1個

  
映像演劇学科
創 作(6時間)

 与えられた雑誌、箱の材料、たこ糸をよく観察しなさい。
 それらを使ってあなたの方法で、その観察から「あなたの発見した世界」を演出しなさい。
 また、あわせてあなたがつけたタイトルを題にして作品の概要を400字以内でまとめなさい。
注意
1. 最終提出形態は、組み立てた箱のふたを閉じた状態とします。
2. 使用できる道具は与えられたハサミ、マーカーペン、速乾ボンドのみです。下書き用紙と作業用の台紙は作品の素材として使えません。また与えられたシャープペンシル、消しゴムは、下書き用としてのみ使用できます。
3. 自分の作品のタイトルと受験番号、氏名を記入したステッカーを作品の底面に必ず貼り付けて下さい。また作文にもタイトルと受験番号、氏名を記入して下さい。

造形学科
実技問題出題のねらい・意図
 追求する精神力と表現力をみたい。

実技問題採点のポイント
・与えられたモチーフの基本構造の把握
・色彩による表現力
・絵画的空間の把握
・個性を生かした今日的表現力

  
デザイン学科
実技問題出題のねらい・意図

 「コントラスト」の意味解釈とイメージ化における創造性、作業プロセスにおける計画性、制作物に見る造形性から、さらに(対比)関係までも認識・表現する総合力を見る。

実技問題採点のポイント
 単なる形体や色彩など、造形上のコントラストに終始するか、関係としてのコントラストの意味までも、審美性と訴求性をもって表現するか、がポイントと言える。

  
映像演劇学科
実技問題の出題のねらい・意図、採点のポイント
 映像演劇学科は映像表現、身体表現、空間表現の3つの分野での、独創的な表現者とそれらの表現を支える者を育てることを目標にしています。そのために、カリキュラムは学生の創作と技術的な訓練を主体にして組まれています。従って、これに対応できる発想力、思考力、そして目的意識を持った積極的な姿勢が求められます。

創 作…創作の基本が観察力にあるとの考えで、観察材料および作品素材として、「雑誌」と「組み立て式の紙箱材料」と「たこ糸」を与えた。これらの素材をよく観察し、そこでの発見、着眼をもとに自分なりの自由な方法で立体作品として提出させた。発想力、構成力をいかして、定められた時間の中でどれだけ人に訴える力のある作品にするかが評価の決め手となろう。

造形学科
 先月25日、平壌のホテルでキム・ヘギョンさんに対するインタビューが行われました。その事についてあなたの私見を400字以内で書きなさい。

デザイン学科
 次の題の[     ]に「ライフスタイル」、または「アメニティー」のいずれかをあてはめて作文しなさい。(400字以内)。

題:[     ]とこれからの望ましいデザイン

映像演劇学科
 この色(赤)からあなたはどのようなことを思い起こしますか。400字にまとめて下さい。

 社会人入学試験は一般入学試験と趣をまったく異にするが、それは現役学生と同じ基準で知識の試験をするのは適当でないとする前提に基づいている。一般学生に比べ社会人には豊富な経験が備わっており、しかも制約の多い生活をおくりながら入学を志望するには、それ相応の覚悟がある。それを優先的に評価しようという認識である。
 このような前提に基づき、各学科と共通教育の教員とで相談・検討の上、受験する領域にもっともふさわしい作文のテーマが決定される。自分の意見を記述するのに必要な漢字の知識、論理の組立等も審査の対象になるが、それと同時に受験者の独自性・個性・将来性等が審査基準となる。また面接は複数の教員立ち会いのもとで行われるが、内容は一般的な質問、自分の作文についての質問、パフォーマンスと学科によってさまざまである。なおこの試験の性格から、社会人ならではの資質が問われることは間違いない。