デザイン学科(一般入学試験)
平成16年度入学試験

入学定員―65名(ビジュアルデザイン分野・デジタルデザイン分野 35名/プロダクトデザイン分野・スペースデザイン分野 30名)

入学試験科目・配点・日程
 3月11日(木)

  国 語(100点)―9:00〜10:00
  英 語(100点)―10:30〜11:30
 3月12日(金)
  デザイン(200点)―9:00〜16:10
  (12:00〜13:10は昼休み時間)

実技問題

デザイン(6時間)
課題
 1.用紙Bに与えられた材料を用い、立体造形または平面造形によって、「あなたの家と、住んでいる町の関係」を表現しなさい。
 2.用紙Cに、課題1. の解説文を書きなさい。
 3.用紙Dに、「動きのある手」をデッサンしなさい。
注意事項
 立体造形作品および平面造形作品は、用紙Aおよびトーナルカラーを用いて制作し、用紙Bに固定して提出すること。

配布する材料
 用紙A(ケント紙B3)・3枚/用紙B(イラストボードA3)・1枚(裏に記名票)/用紙C(原稿用紙)・1枚(記名あり)/用紙D(画用紙B4)・1枚(裏に記名票)/トーナルカラー(色紙)・1袋/アイディア下書き用紙(A3)・5枚/ボール紙(カッター下敷き用)・1枚/セロテープ・1個/セメダイン・1個/スティック糊・1個

実技問題出題のねらい・意図

1.「あなたの家と、住んでいる町の関係」という設問を解釈するとき、場の関係、人と人の関係、コミュニケーションの関係、経済的な関係、社会的関係、法律的な関係、環境に対する関係などさまざまな関係を思い描くだろう。そのテーマを何として捉え、それをどのように表現するのか見とり、「個と社会」の認識と表現を試す。特にデザインとコミュニケーションに関する姿勢を見取る意味もある。もちろん制作物における造形力、表現力も見る。
2.鉛筆デッサンによって基礎的表現力を見る。
3.制作した作品の特質あるいは問題意識を、第三者に伝える論理的思考と作文による表現能力を見る。

実技問題採点のポイント

理解力:問題の主旨を正しく理解、把握する能力。
計画力:自らの意図を表現するために分析し、構造づけ、効果的表現に至らしめるプロセス思考力。
表現力:与えられた条件下で、効果的な造形をイメージする感性と発想力および適切な表現能力。
創造力:新鮮な造形感覚と創造的な構成力および造形表現のもつ訴求力など。

 以上の各種能力を総合的評価ポイントにする一方、出題の一部において際立った個別能力が見とれれば、相応の評価をする。万能選手を選びだすだけでなく、特殊能力の発掘という視点も重要な採点のポイントとする。

入試科目の変更点について

 平成17年度より、実技試験「デザイン」の試験時間中に面接を実施します。(詳細は平成17年度学生募集要項を参照してください)