工芸学科
平成16年度入学試験

入学定員―60名

入学試験科目・配点・日程
 2月14日(土)

  人物描写(100点)―10:00〜16:10
  (12:30〜13:40は昼休み時間)
 2月15日(日)
  立体物造形(100点)―10:00〜13:00
 2月16日(月)
  国 語(100点)―10:00〜11:30
  外国語(100点)―12:00〜13:00

実技問題

人物描写(5時間)
 モデルを水性絵具で描きなさい。
(用紙は縦位置とする)
使用紙:ミューズタッチ・B2

立体物造形(3時間)
 「自分の顔」をモチーフにして、造形しなさい。
使用:粘土(陶土)

実技問題出題のねらい・意図

 美術の基本にかえり「描く」「つくる」の基礎をおさえておきたい。

人物描写
 基礎的「描く」を身に付けていてほしいとの願いです。描写するということは自分の目を頭脳を介して行う行為。その人のエネルギーや喜びが伝わってくる作品に出会いたい、そのような人を見つけ出したいと願っての出題。

立体物造形
 「つくる」土というひとつの実材を使って、どのように出題テーマを理解した造形ができるか。稚拙であってもそれが力強く快感を与える作品であることを願った。

実技問題採点のポイント

人物描写
 作品集などに掲載されるものを良しとする傾向が見られ、各個人の独自性が見られないのは残念な現象だ。良い人材を選び優れた実作者を送り出すことを目的に入試を行っているということを理解してほしい。基礎的「描く」がおさえられていれば、その人が伝わってくるものを高得点としたい。

立体物造形
 全体のおおむね4分の1位はあらかじめ準備されたものを制作する傾向にあるようだ。出題テーマなどおかまいなしでの制作は採点から除外して考える。たとえうまくまとまったものであれ、テーマを考え自分の表現をしていると思われるものを良しとしている。

入試科目の変更点について

 平成17年度の入試では、「人物描写」が「静物描写」になります。また、陶・ガラス・金属とプログラムの枠を設けず募集します。(詳細は平成17年度学生募集要項を参照してください)

自己推薦入試実施について

 平成17年度より、アートをめざすものにとっては重要な資質である能動性、主体性、自己主張をもった人を求めるために「自己推薦入試」(11月・1次試験、12月・2次試験)を実施します。一般入試と異なり陶・ガラス・金属の志望を決定してもらい、プログラム別で募集します。(詳細は平成17年度工芸学科自己推薦入試学生募集要項を参照してください)