映像演劇学科(一般入学試験)
平成16年度入学試験

入学定員―45名

入学試験科目・配点・日程
 3月11日(木)

  国 語(100点)―9:00〜10:00
  英 語(100点)―10:30〜11:30
  創 作(創作と作文・面接で200点)―13:10〜16:10
 3月12日(金)
  作文・面接(創作と作文・面接で200点)
         午前班―9:00〜12:00
         午後班―13:10〜16:10

実技問題

創 作(3時間)
 この冊子は戯曲の前半部分です。これをよく読んで、自由に続きを創作しなさい。
 白ボードの画面を自由に分割して、文章または絵あるいはその両方で表現しなさい。

配布冊子:安部公房著「少女と魚(十三景)」
配布冊子:『安部公房全作品』第9巻 新潮社刊

注意
 1. ボードへの筆記用具は与えられたマーカーペンを使用すること。シャープペン、消しゴム、下書き用紙は、作品には使用できません。
 2. ボード裏面の、受験番号、氏名の記入は黒のマーカーペンを使用すること。

作 文
 あなたの好きな作家とその作品について、ひかれるわけを600字以内で述べなさい。

実技問題・作文・面接の出題のねらい・意図、採点のポイント

 映像演劇学科は映像表現、身体表現、空間表現の3つの分野での、独創的な表現者とそれらの表現を支える者を育てることを目標にしています。そのために、カリキュラムは学生の創作と技術的な訓練そして理論研究の三本柱で構成されています。従って、これに対応できる発想力、思考力、そして目的意識を持った積極的な姿勢が求められます。

1. 創 作…今年度は作品の材料として「戯曲」「ボード」「5色のマーカーペン」を与えた。戯曲の内容をよく読み込んで、そこで感じたことを考えたことをもとに、その後の物語を自由に創作し自分なりの方法で平面作品として提出させた。戯曲から何を受け取って、そこからどんな発想をして、どう発展させたか。個性ある作品としていかにまとめあげたかを評価した。3時間の中で課題と格闘しながら、どう自分を表現するか、その意欲の有無も採点のひとつの手がかりとした。
2. 作 文…与えられたテーマをもとにして、それを文章で記述する、思考する力と文章力。
3. 面 接…目的意識として、なぜこの大学の、この学科なのか、自分が目指す表現についての考えなど、できるだけ自分の言葉で具体的に語ってほしい。また、短い時間の中で存在感を示してほしい。

採点は、総合点として採点します。

自己推薦入試実施について

 平成17年度より、「自己推薦入試」(11月)を実施します。演劇や映像という領域さえ超えて、自由に才能を花開かせるであろう新しい人材を募集します。(詳細は平成17年度映像演劇学科自己推薦入試学生募集要項を参照してください)