生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻
平成16年度入学試験(一般入学試験)

入学定員―32名

入学試験科目・配点・日程
 2月10日(火)

  国 語(100点)―10:00〜11:30
  外国語(100点)―12:00〜13:00
 2月12日(木)
  鉛筆デッサン(150点)―10:00〜16:10
  (12:30〜13:40は昼休み時間)
 2月13日(金)
  色彩構成(150点)―10:00〜16:10
  (12:30〜13:40は昼休み時間)

実技問題

鉛筆デッサン(5時間)
 与えられたモチーフ(プラスチック容器に植えられた観葉植物と格子柄の布)を自由に構成し、鉛筆デッサンしなさい。

条件
 1. 用紙はヨコ位置とする。
 2. 用紙の表裏はどちらに描いても良い。
使用紙:サンフラワーペーパー・M画・B3

色彩構成(5時間)
 35cm×35cmの正方形の画面の中に「花」という言葉から各自が発想するイメージを色彩構成しなさい。
条件
 1. 用紙はヨコ位置とする。
 2. 色数は5色以上とし、白と黒は使用しない。
  (但し、他の色出しの混合に使用するのは可)
 3. 均一な平塗りとし点描は使用しない。
 4. 画面は全て塗ること。
使用紙:アルビオンケント#200・B3

実技問題出題のねらい・意図

鉛筆デッサン
 テキスタイルデザインの実践で求められる基礎能力として、 1) 事物に向き合った時、その事実を正確に観察し捉える力と、 2) 豊かな感受性と想像力をもって対象を感じ取る力、の両方をバランスよく併せ持つことが必要です。受験生が備えもつこれらの能力を判断するために、自由な構成を含めて自然の草花や人工物をモチーフとした鉛筆デッサンを実技問題に課しています。

色彩構成
 テキスタイルデザインにおいて色彩は歴史的にみても重要な役割を担っています。この領域に学ぶものは、当然優れた色彩感覚が要求されます。そこで、受験生が日常的な物や言葉をテーマとした問題から、いかに想像力を発揮し、色彩表現を中心とした造形力をもって独創的な解答を引き出せるか、また限られた時間と道具のなかで、いかなる技量をもって課題を完成させることができるかをみるために、色彩構成を実技問題として課しています。

実技問題採点のポイント

鉛筆デッサン
 出題内容を正しく理解・把握しているかどうか、独自の視点で解答を導き出しているかどうか、その構成を素直で丁寧な観察力と描写力で実現させているか、などを採点のポイントとしています。

色彩構成
 出題内容を正しく理解・把握しているかどうか、テーマ内容が見るものに伝わるように表現されているかどうか、独自の色彩世界が形態構成と調和的に実現されているか、などを採点のポイントとしています。

平成16年度入学試験(大学入試センター試験利用入学試験)

 「鉛筆デッサン」「色彩構成」は一般入学試験と同一問題で共通ですが、得点は一般入学試験と異なった配点で評価されます。

入学定員―8名

大学入試センター試験科目
 外国語(100点満点に換算)
  英、独、仏のうち1科目選択
 国 語(100点)
  国 I 、国 I ・国 II のうち1科目選択(近代以降の文章)

本学での個別学力検査
 2月12日(木)

  鉛筆デッサン(100点)―10:00〜16:10
  (12:30〜13:40は昼休み時間)
 2月13日(金)
  色彩構成(100点)―10:00〜16:10
  (12:30〜13:40は昼休み時間)