TAMABI NEWS 76号(パブリックアート特集)|多摩美術大学
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関根伸夫(68年 大学院油画修了)│「空の台座」 91年設置周囲の景観を採り入れた彫刻 直線が特徴的な建物とコントラストを描くかのように円形の立体を設置。円の空洞から周囲の建物や景色が見える。撮影=上原芳子このところアートを中心とした話題に事欠かない。意外な場所で作品を見かけることも増えた。商業施設の集客や町おこし、企業のブランディングなど、成熟化した日本の社会で、存在感を際立たせ差別化を図るために、新しい価値を生みだす力を持ったアートに注目が集まっている。今回は、そんな社会との接点として機能するパブリックアートに注目し、卒業生の作品を通してその潮流を垣間見たい。東京都庁[庁舎・新宿]無機質な空間が都民の憩いの場に時代

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