TAMABI NEWS 80号(世界と戦うチカラ<グローバル>特集)|多摩美術大学
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14多摩美芸術祭2018グランプリ獲得は「さわる展」11月2日から3日間にわたって開催された「多摩美術大学芸術祭2018 in 八王子」。今年は約27000人が訪れ、大盛況で幕を閉じました。来場者投票により決定する「展示大賞グランプリ」を獲得したのは、「さわる展」でした。今回はAC部が審査員を務め、特別審査員賞に「国旗展」が選ばれました。タマリバーズ vol.8 「タマゾニア」上演タマリバーズとは、2011年にPBLの一環として始まった、本学と複合施設・二子玉川ライズとの協働による地域連携アートプロジェクト。8回目となる今回、10月6日、7日の2日間にわたり二子玉川ライズのガレリアにて『広場演劇「タマゾニア」〜知らないヤツらと生きていく〜』が上演されました。演劇は誰でも気軽に鑑賞できる他、ワークショップも実施。観客参加型のパフォーマンスを行いました。「幼稚園から大学まで美術教育の流れを 体感する展覧会」にPBL科目が参加10月2日から21日にかけて開催された展覧会『幼稚園から大学まで美術教育の流れを体感する展覧会 ―今回で7回目を迎えた、新進作家の動向を反映する公募コンクール「FACE展2019」において、12年大学院版画修了・庄司朝美さんがグランプリを受賞しました。また、審査員特別賞を86年油画卒業・小田瀧秀樹さんが受賞した他、大学院油画2年・町田帆実さん、同2年・宮山香和さん他5名が入選しています。2019年2月23日より開催の「FACE展2019 損保ジャパン日本興亜美術賞展」では、受賞・入選作品70点が展示されます。全国美術・教育リサーチプロジェクト2018―「美術の授業ってなんだろう?」』の大学別展示ブースに、本学のPBL科目「コミュニティーアート2018」が参加し、相模原市立桜台小学校で行われたワークショップ作品を地域に向けて公開しました。期間中は多くの方がブースに足をとめ、本学の取り組みについて知ってもらう良い機会となりました。上月財団第15回クリエイター育成事業に 学生3名が選出コナミホールディングス創業者の運営財団、上月財団が実施する第15回クリエイター育成事業にて、油画4年・白駒多央さん、西尾侑夏さん、藏原尚美さんの3名が助成対象に選出されました。対象者には年額60万円が支給されます。デジタルアーティスト・イラストレーター・漫画家などを目指す若者を支援するこの制度に今回は219名の応募があり、30名選出のうち上記3名が本学の学生でした。白駒さんと西尾さんは昨年に続き2度目で、共同通信社から取材を受けた西尾さんの記事がWEBサイトに掲載されました。 https://ovo.kyodo.co.jp/news/biz/a-11920712018年度の卒業・修了制作展ポスター決まる2018年度の卒業・修了制作展ポスター原案の審査会が10月3日に行われ、最優秀賞に大学院グラフィックデザイン1年・LU Jiahuiさん、優秀賞に油画3年・JIN Yeo Woolさんと日本画4年・松井一恵さんの2名が決定しました。11月7日には八王子キャンパスにて授与式が開催されました。芸術学科の学生2名がキュレーターに選出日本最大規模のアート見本市「アートフェア東京2019」の関連企画として開催される「Future Artists Tokyo」展に、本学から芸術4年・内藤和音さん、同今年度取り組んできた朝日新聞社との産学共同研究成果の一環で、期間限定の新たなニュースメディア「KANTAN NEWS」が誕生しました。若年層に届きやすいよう、GIFアニメで、SNSを通じてニュースを簡潔に伝えるメディアです。これは情報デザイン・永原康史教授と清水淳子講師が取り組んできた「東京2020に向けた新しいニュースメディアのデザイン」を掲げる授業から形になったもので、情報デザインコース3年・須藤良美さんが制作しました。 4年・長田詩織さんの2名が学生キュレーターとして選出されました。これは国内芸術系19大学によるプロジェクトで、学生キュレーターチームが作品選考から展覧会コンセプト作成、展示までを指揮します。本展覧会は、2019年3月7日〜10日に東京国際フォーラムロビーギャラリーにて開催されます。環境デザイン大学院生の設計施設がオープン宮城県白石市の鎌先温泉周辺で、大学院環境デザイン 2年・安倍弘晃さんが実施設計を行った交流拠点「粋 sui」が、9月15日にオープンしました。地元の食材をふんだんに使った軽食や、宮城県内の特産品の買い物を楽しめる施設で、地元の魅力を広める新たな顔として期待されています。芸術人類学研究所【土地と力】シンポジウム 「物質と生命」(通算第6回)11月10日、芸術人類学研究所と芸術学科(21世紀文化論)年次共催シンポジウムが八王子キャンパスで開催されました。「聖なる場所」と「イメージの発生」に続き、所長・所員全員が「物質と生命」の相互作用、「もの」と「こころ」の往還関係について報告と討議を行いました。学内外から満員に近い参加がありました(『Art Anthropology』14号に収録されます)。内定者報告会、八王子・上野毛キャンパスで開催八王子・上野毛の両キャンパスで就職支援のための「内定者報告会」が11月に開催され、4日間で202名の学生が参加しました。広告、ゲーム、インターネット、化粧品、テーマパーク、玩具などさまざまな業界に内定した4年生が就職活動を振り返り、貴重な体験談を披露。後輩からは、具体的なノウハウやポートフォリオの内容など、尽きることなく質問があげられました。テキスタイルパフォーマンス2018 『或る眺め』庄司朝美 『18.10.23』[twitter] アカウント名 @kantannewshttps://twitter.com/kantannews[instagram] アカウント名 @kantannewshttps://www.instagram.com/kantannews朝日新聞デジタルでも順次公開されます。[朝日新聞デジタル] https://www.asahi.com/special/kantannews/ トピックスFACE展2019で卒業生がグランプリ獲得朝日新聞社との連携で誕生 「KANTAN NEWS」

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