TAMABI NEWS 85号(難局への挑戦が新たな解を創り出す)|多摩美術大学
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17る展覧会に」という思いが込められています。コロナ禍における展覧会のあり方を探るため、11研究室、34名の助手・副手が出展しました。映像に特化したコンペティションです。油原さんの作品をはじめ選出された14の作品が、VR美術館を鑑賞できるソーシャル体験アプリ「Museum of Other Realities」などで公開されました。みとして全ての授業および研究発表をフルリモートで実施。サービス企画からスマートフォンアプリのUIデザインに落とし込むまでの成果が、現在、ロコガイドのホームページで公開されています。柴田あや乃『レモン水』佐々木俊『美術館の所蔵作品展グラフィック「デザインの(居)場所」(cl: 東京国立近代美術館)』伊東ケイスケ『Beat』清水覚、清水大輔『新規培養技術による「酒づくりイノベーション」』布瀬雄太『伊予銀行 大喜利「こんな銀行はいやだ!」』TAMABINEWSアートテークにて「TAMABI Trial Exhibition ANYHOW, 」を開催9月8日〜26日に、八王子キャンパスアートテークで各研究室の助手・副手らによる展覧会が開催されました。“ANYHOW”には「とにかくやってみるしかない、元に戻るのではなく新しい何かを見つけ卒業生のVRアニメーションがベネチア国際映画祭にノミネートVRアーティストで10年グラフィックデザイン卒業・伊東ケイスケさんが監督を務めたVRアニメーション『Beat』が、第77回ベネチア国際映画祭バーチャルリアリティ(VR)部門「VENICE VR EXPANDED」のコンペティション作品としてノミネートされました。株式会社WOWOW、株式会社CinemaLeapとの共同製作によるもので、Haptics(触覚)という新しい技術を用いたデバイスを利用し、ユーザーの心臓の鼓動を作品に登場するロボットのハートと連動させ、心の藤や成長を体感しながら物語を楽しむことができる、今までにない新しい映像体験を提供しています。UI/UXデザインに関する産学共同研究をフルリモートで実施4月から7月にかけて、情報デザインコース2年次の演習(担当:植村朋弘教授)で株式会社ロコガイドと連携し、UI/UXデザインに関する産学共同研究を行いました。2年目となる今回は、初の試「東京ビジネスデザインアワード」で卒業生が最優秀賞を受賞東京都が主催する「2019年度 東京ビジネスデザインアワード」において、ヤフー株式会社でプランナーとして活躍する14年情報デザイン卒業・清水覚さんとデザインを担当した07年プロダクトデザイン卒業・清水大輔さんの提案が最優秀賞に輝きました。同アワードは「都内のものづくり中小企業とクリエイターとの協働で新しいビジネスを生み出すこと」を目的に、企業が出すテーマに対して新規用途開発を軸に事業全体のデザイン提案を募るコンペティションです。清水覚さんは別の提案で優秀賞にも選ばれダブル受賞となりました。修了生の作品がアヌシー国際アニメーション映画祭にノミネートグラフィックデザイン・金子勲矩副手(19年大学院グラフィックデザイン修了)の修了制作『The Balloon Catcher』が、アヌシー国際アニメーション映画祭2020の卒業制作部門に選出されました。今年のコンペティションには世界各国から3,070本の応募があり、各部門で計205本の作品が入選。学生による卒業制作部門には計44作品がノミネートされています。同部門の日本からの選出は金子副手の作品のみです。卒業生の作品がカンヌ国際映画祭のXR部門に入選19年メディア芸術卒業・油原和記さんの卒業制作『MOWB』が、カンヌ国際映画祭のXR部門「Cannes XR 2020」VEER FUTURE AWARDに校友会から学生支援の寄付金を受領6月7日、コロナ禍で経済的に困窮する学生への学業継続事業の資金として、校友会から5,000万円の寄付金を受領。授業料減免などの特別支援措置の実施に充てられました。修了生がJIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2020で最優秀賞を受賞公益社団法人日本建築家協会(JIA)が主催する第18回 JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2020で、19年大学院環境デザイン修了の王琳さんの『階段空間とその周囲の場の連続』が最優秀賞の栄誉に輝きました。今回は東京藝術大学や筑波大学、早稲田大学など24の大学院が参加し、44作品の応募の中から選ばれました。統合デザインの学生がBOVA2020学生部門賞を受賞の0202) drawA oediV enilnO niarB(AVOB一般公募部門で、統合デザイン4年・布瀬雄太さんが学生部門賞を受賞しました。BOVAは広告・クリエイティブ専門誌『ブレーン』が2013年から実施しているオンラインに特化した動画コンテストで、一般公募部門では協賛企業から出された課題に対して解決策となる3分以内の動画を募集。布瀬さんの『伊予銀行 大喜利「こんな銀行はいやだ!」』が受賞しました。グラフィックデザインの学生がCSデザイン賞で銅賞を受賞第21回CSデザイン賞の学生部門で、グラフィックデザイン3年・脇田樹さんが銅賞を受賞しました。同賞は株式会社中川ケミカルが主催する「カッティングシート®」のデザインアワードで、学生部門の課題は、設立35周年を迎える複合文化施設「スパイラル」のデザイン提案でした。受賞作品『窓(マド/windows)』は、35の開かれた窓と1つの閉じられた窓を配置し、計36の窓で構成されています。スパイラルの35周年を祝い、さらにはこの空間がこの先ますます開けていくようにとの願いが込められています。受賞「JAGDA新人賞」を卒業生が受賞10年グラフィックデザイン卒業・佐々木俊さんが「JAGDA新人賞」を受賞しました。同賞は、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(略称JAGDA)が発刊する年鑑『Graphic Design in Japan』出品者の中から、今後の活躍が期待される有望なグラフィックデザイナーに与えられるものです。佐々木さんはブックデザインをはじめ、さまざまなクライアントのデザインを手掛けています。9月8日〜10月15日には、受賞作品および近年のデザインと取り組みを展示する「JAGDA新人賞展2020 佐々木俊・田中せり・西川友美」が、東京・銀座のクリエイションギャラリーG8で行われました。

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