多摩美大入試ガイド 2019
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034掲載作品は入学者より選定3. 画面に受験番号、氏名等を書くと失格となります。4. 出題の内容に関する質問にはお答えできません。【使用紙】いずみ(B3)MBM木炭紙(B3)●専門試験デッサン(5時間)【問題】以下の課題 A・B から、いずれか1つを選択し制作しなさい。課題A 「デッサン」:与えられたモチーフをよく観察しデッサンしなさい。課題B 「イメージデッサン」:与えられたモチーフより自由に発想し表現しなさい。【条件】1. 用紙の縦、横は自由とする。2. 画用紙か木炭紙のどちらかを選択すること。3. 選択した課題のアルファベットを用紙の裏面右下に記入すること。【注意】1. 火気の使用はできません。2. 記名票に受験番号、氏名を必ず記入し、横位置は左上、縦位置は右上になるようにする。●採点基準デッサン・創造力・表現力=描写する力・オリジナリティ=自分自身の視点の存在・発想力=ことばをイメージに転換する力・ 制作に対する意欲●出題のねらい・採点ポイントデッサン2018年度は与えられたモチーフ(ペットボトル、リボン、透明アクリルボックス、テニスボール)をデッサンする課題と、それらから発想するイメージ表現の課題のいずれかの一つを選択する内容でした。前者のデッサン課題は、平面表現に必要な基本的な観察力、描写力を中心に評価する一方、後者のイメージ表現はモチーフから発想して自由に表現する課題で、ここでは版画制作に求められる独創的な発想力、表現力を評価しました。いずれの課題もモチーフを各自がどのように解釈しているかが重要で、たとえばペットボトルとアクリルボックスの透明性、リボンを拡げた際の空間的な配置のおもしろさ、テニスボールの独特の質感など、それぞれのモチーフの特性を、デッサン課題ではどのように描写しているか、あるいはイメージ表現課題で発想豊かに展開しているかがとても重要な評価ポイントとなっていました。2019年度からは入試科目が「選択A:デッサン」と「選択B:色彩表現」の選択制に変更されます。「選択A:デッサン」は2018年度と同様にモチーフを観察し、描写する課題内容です。「選択B:色彩表現」では今年度の「イメージ表現」と同様にモチーフから発想して表現する課題内容で、評価のポイントに色彩感覚が加わってきます。美術学部絵画学科 版画専攻

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