多摩美術大学|八王子キャンパス - 環境対策と計画

環境対策と計画

環境対策

豊かな自然を生かし、省エネルギーを考慮し、環境にやさしいキャンパスを目指しています。

センサー制御による省エネ照明システム

デザイン棟・本部棟・図書館棟には、センサーによりその場の明るさに応じて自動的に調光できる照明システムを備えています。自然光を積極的に利用することで、快適な視環境を確保したうえで、大幅な省エネ、CO2排出削減を果たすとともにコストの削減も図っています。

太陽光の利用による発電設備

TAUホール、レクチャーホールの屋上には、太陽光発電設備を備えています。TAUホールは、緊急避難場所としても利用できるよう考慮し、停電時の緊急電灯としても利用します。

太陽熱の利用による温水シャワー設備

TAUホールと彫刻棟には、太陽熱温水シャワー設備を備えています。通常の作業後の使用はもちろん、緊急避難場所としても機能します。

雨水利用によるトイレ排水設備

絵画北棟、工芸棟、デザイン棟、工作センター、テキスタイル棟、グリーンホール、メディアセンター、レクチャーホール、本部棟、情報デザイン棟・芸術学棟及び図書館には、雨水利用によるトイレ排水設備を設置しています。これは棟内のトイレ排水を雨水から製造される中水によってまかなうものです。雨水の積極的利用により、上水の利用を少なくし、節水を図ります。また、大震災などにおける水の確保にもつながります。

氷蓄熱システムによる冷房設備

メディアセンター、本部棟には、一部氷蓄熱システムによる冷房設備が導入されています。夜間電力を利用し蓄熱槽に氷を作り、昼間にその氷を使い冷房を行います。夜間電力は割安なうえ、発電所の消費電力の平準化に協力し、CO2排出量の削減にも寄与します。

修景池

テキスタイル棟北側の池は、周辺の雨水の調整池(貯水能力:1,000t)です。また、緑豊かな空間の創造、水辺空間による憩いの場、昆虫・水鳥・魚が棲める環境を目指す、キャンパスのサンクチュアリーです。

環境保全

除害施設を設置し排水にも配慮するとともに、教職員、学生、取引業者に環境問題に関する意識の高揚をはかり、全学あげて環境の保全に取り組んでいます。

コミュニケーション計画

学生・教職員のコミュニケーションは、八王子キャンパス計画の重要な Hachioji Campusテーマです。通学路、坂道、森の中、散策路、その他の各所に広場、プラザなどを設け、それらが連続しながら変化があるネットワークを構成しています。それらは図書館のアーケードギャラリーを含め、学生・教職員が自由に集える空間を提供しています。

緑化計画

緑の再生、景観の形成

絵画北棟の南側の傾斜地の雑木林は二次自然林です。八王子キャンパス計画でも全く手を付けることなく大切に昔のままの姿で保全しています。人工林としては、開校時に施工された旧グラウンド脇の桜と銀杏並木の面影を、デザイン棟、グリーンホール間に再現し、また開校時から大学と共に成長してきた木々を、構内の各所に移植することにより、歴史の息吹を大切に今につなげています。南多摩特有の法面の多い地形を生かしながら景観を形成すると同時に、土砂流出を防ぐという大切な機能も果たします。

周辺に対する配慮としては、敷地南側から西側にある広域緑道「むさしのの道」(歩行者専用)に沿うように学内に並木を設け、周辺に対し積極的に緑を提供しています。本学は多摩丘陵の西に位置し、従来より開放的眺望と豊かな自然環境を享受してきました。本学の緑化計画を起点とし、豊かな緑に溢れ、四季の変化を感じとれる自然環境が再現され、さらに恵まれた教育環境に育っていくことを願っています。

アート計画

本キャンパスの正門北側には、関根伸夫の彫刻作品、本部棟前には上野毛時代の歴史を刻む建畠覚造の彫刻、メディアセンター前には五十嵐威暢の彫刻作品などが配置されています。また、建物内にも本部棟玄関ホールの中村錦平をはじめ多くの作家の作品を設置しています。これらはいずれも本学の教授陣や本学に関係した芸術家たちの手によるものです。キャンパスを作品で満たすことで、キャンパスすべてを生きた創造・美術教育の場とする計画です。

各実習棟のメインエントランスには展示ギャラリーを設け、生き生きとした自由な発表、批評と鑑賞、コミュニケーションの場となっています。