現在は、芸術工学分野において、デジタルコンテンツにはない手触りのあるメディアの意義をテキスタイルに求め、言語化・可視化を試みる毎日です。
ふりかえれば、多摩美時代から今日まで、懲りずに、テキスタイルとともにいます。根底に流れる「美の意義」への興味は失せることなく、形は変われど繋がり続くものであり得たのは、古今東西、人間生活の皮膚たるテキスタイルの懐深さのおかげ、と思うところです。

略歴
1989年多摩美術大学美術学部デザイン科（染織デザイン専攻）入学
1993年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程（デザイン）入学
1995〜2002年テキスタイル研究室（現在の生産デザイン学科テキスタイル）副手および助手勤務
2002年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程（美術教育専攻）入学
2005年博士号（美術）取得
現在、公立大学法人名古屋市立大学大学院芸術工学研究科准教授・東京藝術大学美術学部デザイン科非常勤講師