地域での社会活動と共同研究

 

1)グラフィック研究室の地域活動

1998.00.00 ポスター制作「八王子市文化振興財団」年間イベント
1998.00.00 デザイン画制作「橋本北口地区市街地再開発仮囲い」
1999.03.27 新聞掲載「橋本駅北口の再開発地区、アートでイメージアップ」武相新聞。多摩美の学生“街の美術展を演出”、アートグラフィック看板
1999.00.00 シンボルマークデザイン「TAMA産業活性化協議会」

 

2)プロダクトデザイン研究室の地域活動

1998.12.09 クリスマスツリー「クリスマス センタランド ツリー」多摩センタ連合会。
1998.12.09 新聞掲載「大学キャンパス放浪記」朝日新聞。電飾と風船でモミジツリー
1998.12.09 新聞掲載「クリスマスツリー制作」読売新聞
1999.05.11 クリスマスツリー「クリスマス センタランド ツリー」多摩センタ連合会。1学年プロダクトと1学年環境デザインの学生のコラボレーションで、クリスマスツリーを提案設置。多摩センタにて点灯式、その後、モノレール開通式2000.1.15まで展示。環境保護、移設コストを考慮し、自然物ではなく、1分ごとに、イルミネーションの色が変化し、6パターンを持つ構造物を提案。従来のツリーにはないオリジナリティで新しい多摩センタのシンボルになった。備考:ポスター有り。
1999.11.23 新聞掲載「多摩センタ クリスマスセンタランドツリー」朝日新聞

 

3)環境デザイン研究室の地域活動

1999.00.00 企業団体設計「ベンチャ−企業団体と産学連携」京王線多摩境駅近くに建設予定の企業団地の施設設計を環境デザインが民間の設計会社と連携して担当することになりました。景観などをデザインするだけではなく、企業団地内にアート空間を設けて学生の作品を展示したり、学生と共に進出企業のインテリア設計を手伝ったりと協力できる分野を積極的に検討していく予定です。環境デザイン研究室に田淵諭助教授を責任者とする設計室が新設され、2000年5月の着工に向け準備が着々と進められています。
1999.06.14 新聞掲載「多摩美大が設計参加、町田のベンチャー企業団地」読売新聞 地域ニュース 多摩読売。教育実践へ産学連携
1999.06.30 新聞掲載「開発型企業団地」日刊工業新聞。多摩美術大学と施設計画
1999.07.21 新聞掲載「ベンチャー企業団地を設計」東京新聞。産学連携:自由な発想で

 

4)情報デザイン研究室などの地域活動

1999.05.00 共同研究「小学生の創造性支援」 工芸学科に招待見学。
1999.06.00 共同研究「小学生の創造性支援」 生産デザイン学科プロダクトで紙工作。特別講師 後藤慶。
1999.07.00 共同研究「小学生の創造性支援」 小学生のみなさんとPTAを招待。工芸科でガラスと金属の作品を制作する。デザイン棟訪問。野口裕史教授、伊藤孚教授。
1999.07.00 共同研究「小学生の創造性支援」 グラフィック学科で文化祭のポスター作り。田口敦子教授。
1999.10.00 共同研究「小学生の創造性支援」 生産デザイン学科プロダクト。木工作おもちゃ作り川上顕治朗教授。
1999.11.00 共同研究「小学生の創造性支援」 情報デザイン学科パソコンでスライド作り。楠房子講師
1999.09.29 新聞掲載「地域ニュース」読売新聞多摩読売。「小学生にも大学の講義」子供達に造形美術の楽しさを知って貰おうと、八王子市立鑓水小学校が近くの多摩美術大学の協力を仰いで「図工」の体験授業を企画し、4月から、同小の5年生が同大の教員から教わっている。教育課程の改定に伴い、2002年に各校に創設される「総合学習の時間」の実施に備えた試み。児童はコンピューターでデザインした絵柄を使った紙工作、空間デザイン、ガラス工芸など、普段はできない学習に取り組み、大学の教員も、その自由な発想から刺激を受けている。鑓水小から約3キロ離れた多摩美術大学のキャンパス内の芝生。5年生42人は16日午前、空間デザインに取り組み、園芸用のポール、木など身近な物を使って三角すいを作った。最初に出来た三角すいは、割りばしぐらいの大きさの木を使い、手のひらに乗るサイズ。段々と大きなものを作る姿が目に付き、児童の一人、石坂美悠さんも「学校では座って小さなものばかり作るけど、ここだと皆で立って大きな物を作れる」と真剣だ。やがて、その中に人が立てる高さ約2メートルの三角すいまで製作した。しかし、子供たちは指示を無視して自由に新しい形を作って遊び始め、三角すい同士をくっつけたり、大きさの違うものを作ったりと、どんどん違う形に。その傍らで、講義に来た川上顕治朗教授は苦笑しながら、「集中力がもたないから教えるのは大変だけど、遊ぶことは創ることの原点だ」と語った。授業では次回、次々回は、別の同大学教員が講師になってホームページを作る。2002年に導入される「総合学習の時間」に備え、昨年度から鑓水小では、「生きる力を育てる指導」をテーマに、地域の人々と交流しながら学ぶ授業を展開してきた農家に赴き、牛の搾乳やすいとん作りを体験するといった内容だ。その延長で多摩美術学との交流。授業は既に4回実施し、大学側も「小学生の創造性支援」について研究しようと、小学生相手の授業に臨んでいる。交流授業では、児童か大学教員が移動しなければならず、準備する時間も要る。手間暇がかかるのは事実だが、同大学教務部の荒川直次長(52)は「一生を通じて学ぶ生涯学習とは、年配者だけでなく子供も含まれる。早いうちから、その創造性を育てていきたい」と意欲を語る。鑓水小の岡島政吉校長も「子供たちが机上の勉強だけでなく、生きた体験ができることは素晴らしい。何より、こんなに楽しそうにやっている。試行錯誤の段階だが、今後も交流学習を続け、発展させていきたい」と話している。

 

5)附属美術館の地域活動

美術館の前身である美術参考資料館は博物館相当施設として認可され、1982年より一般公開を実施してきた。1994年には名称を多摩美術大学附属美術館に改め、2000年4月からは、八王子キャンパスをはなれて、多摩センタ駅前に移転し、地域の美術館として活動を展開します。新美術館は、延べ床面積約2674平方メートル5階建て。本学が所有している世界の古美術品、絵画、写真などの収蔵品数百点を定期的に入れ替えて常設展示するほか、年に数回の企画展を開く予定です。学生の教育の場にするだけでなく、幼児から高齢者までを対象にした絵画講座や講演会など、生涯学習に重点を置き、地域に開かれた美術館を目指す。
1999.11.24 新聞掲載[多摩センタ駅そばに美術館]毎日新聞多摩版

 

6)TAMA活性化協議会

行政のエリアを超えて産学官連携、米国シリコンバレーやグレーターワシントンに匹敵する「技術先進首都圏地域」作りを目指し1998年4月23日設立された。本学は当初からの会員である。TAMAとは我が国屈指の開発型集積拠点技術先進首都圏地域(Technology Advanced Metropolitan Area)の呼称で、新規成長産業群を生みだす潜在力を秘めた一大産業集積地域。同協議会の活動には通産省も新しい日本の産業を創立する先駆的な取組み「TAMAモデル」と期待されている。世界有数の新規産業創造の拠点を目指して、メガコンペティションの状況にある今日、企業間の融合はもとより、企業のニーズと大学等研究機関のニーズを効果的に結び付けることなどの新しい仕組作りが求められている。
TAMAのロゴマークは本学秋山孝助教授がデザインしたものである。「TAMA近未来技術フェスタ2000」には本学から環境デザイン学科設計室の「テクノプラザ2」(建築から環境デザインへの船出)とITチームの「空気膜造形の応用作品」の展示を提案している。今後のネットワーク事業との連携には種々な可能性が見込まれる。http://www.tamaweb.gr.jp/