編集後記

 

1)本書の執筆、編集作業は、学内LANを活用して行われた。各執筆者からの原稿は、すべて、E-mailで受理され、リアルタイムにウエブサイト上で編集訂正され、製版された。情報化成功の要点は、入力作業を広く学内に分散する点にある。キーボード入力に慣れない教職員を補助するために、情報推進担当者(通称:バーチャルミーティングスタッフ)を各部署に配置した。

E-mailでの送受信に、直接参加したスタッフは次のとおりです。
専任教員39名
高橋士郎shiro@babot.co.jp。石田晴久ishida@ascii.co.jp。佐藤晃一XLZ02056@nifty.ne.jp。大道文子murray@kd5.so-net.ne.jp。松澤穣matsuzawa@pop06.odn.ne.jp。伊藤俊治shunito@eva.hi-ho.ne.jp。岸本章kishimoto@tamabi.ac.jp。中村隆夫erimari@ea.mbn.or.jp。脇リギオTH5R-WK@asahi-net.or.jp。鈴木志郎康srys@catnet.ne.jp。村山康男ymura@qg7.so-net.ne.jp。田淵諭tabuchi@tamabi.ac.jp、野口裕史noguchi@apricot.ocn.ne.jp。佐渡谷紀代子kiyoko-sadoya@mvj.biglobe.ne.jp、秋山孝akiyamat@yumekoubou.co.jp、平山達hirayama@tamabi.ac.jp、澤田泰廣sy28@apricot.ocn.ne.jp。、伊藤孚itom@tamabi.ac.jp、小笠原登志子ogasawara@tamabi.ac.jp、吉橋昭夫yoshihashi.akio@nifty.ne.jp。楠房子fusakok@xa2.so-net.ne.jp。池本一三ikemoto@tamabi.ac.jp。田保橋淳tabohashi@tamabi.ac.jp。久保田晃弘akihiro.kubota@nifty.ne.jp。石井茂ishis@tamabi.ac.jp。丸山剛maru4837@fa2.so-net.ne.jp。青野聰aono@tamabi.ac.jp。松田嘉子yoshiko@tamabi.ac.jp。松浦弘明fwnc3370@mb.infoweb.ne.jp。武正秀治takemasa@netjoy.ne.jp。松田直成CXP06142@nifty.ne.jp。田口敦子taguchi@tamabi.ac.jp。辻惟雄tsuji@tamabi.ac.jp。平出隆hiraide@tamabi.ac.jp。高橋周平shuhei@gol.com。榊原晏y-sakaki@design.nec.co.jp。港千尋QZW01466@nifty.ne.jp。駒橋恵子YRQ02033@nifty.ne.jp。須永剛司sunaga@tka.att.ne,jp。

事務職員13名
佐野直誼sano@tamabi.ac.jp。三浦正彦miuram@tamabi.ac.jp。石井渉ishiw@tamabi.ac.jp。荒川直arakawa@tamabi.ac.jp、瀬沼美津子senumam@tamabi.ac.jp。米山建壱yoneyamak@tamabi.ac.jp。廣瀬正木hirose@tamabi.ac.jp。米山秀樹yoneyamah@tamabi.ac.jp。 野沢敏之nozawa@tamabi.ac.jp。安楽康彦anraku@tamabi.ac.jp。中島和彦nakajima@tamabi.ac.jp。小林宏道hkobatashi@tamabi.ac.jp。渡辺由美watanabeyumi@tamabi.ac.jp

技術職員10名
長谷川弘二hasegawa@tamabi.ac.jp。三浦真人miura@tamabi.ac.jp。山口正規yamaguchi@tamabi.ac.jp。林智明hayashi@tamabi.ac.jp。駒形克明komagata@tamabi.ac.jp。田沢洋tazawa@tamabi.ac.jp。榎本健enomotot@tamabi.ac.jp。肥沼徹koinuma@tamabi.ac.jp。曽根章sone@tamabi.ac.jp。村穂秀児muraho@tamabi.ac.jp。

バーチャルスタッフ23名
黒田雄記kuroda@tamabi.ac.jp、村井睦murai@tamabi.ac.jp。工芸研究室(馬越寿)kougei@tamabi.ac.jp。原島恵harashima@tamabi.ac.jp、大平勝弘ohira@tamabi.ac.jp、斉藤将saitos@tamabi.ac.jp。平松邦彦product@tamabi.ac.jp。上條清美kamijo@tamabi.ac.jp、校友会(瀧野尚子)kouyukai@tamabi.ac.jp、芸術学科研究室(本多真也)geigaku@tamabi.ac.jp。杉谷泰宏sugitani@tamabi.ac.jp、建設整備室(長島澄世)seibi@tamabi.ac.jp。福島朋宏fukushimat@tamabi.ac.jp、石井美奈子ishim@tamabi.ac.jp。西岡久美nishiokakumi@tamabi.ac.jp、小林秀幹kobayashihi@tamabi.ac.jp、京野弘一kyono@tamabi.ac.jp。野田政隆nodam@tamabi.ac.jp。 馬越寿umakoshi@tamabi.ac.jp。清卓矢sei@tamabi.ac.jp。プロダクト研究室(大城真子)product@tamabi.ac.jp。土田淳tsuchida@tamabi.ac.jp。河田政樹kawada@tamabi.ac.jp。

2)小作青史教授に木版画の提供をいただき各所に挿入しました。

3)司馬遼太郎は遊牧民の情報操作と農耕民の情報操作の違いを指摘している。草原の民は有用な情報を武器として集合離散しながら、集団を統率する。一方、江戸時代の庄屋は村社会の恥や問題をひたすら隠して村の秩序を維持する。
  狼の遠吠えは、色々と声色を替えて、仲間が大勢いるかの如く見せかけるのだと言う。フロリダの宿舎で夜食をとっていた時に、犬が盛んに吠えているのを、土地の人がいうには、沼で犬がワニをみつけたのだという。ワニを威嚇攻撃しているのか、主人に警告伝達しているのか議論をしていると、犬の声は「ワ」で止まって静かになった。彼がいうには「今、犬がワニに喰われた」と言う。
  1つの情報には、3つの側面があるようである。説得、演出、虚偽の側面と、告白、普遍、真実の側面と、はからずも発信者の存在が露見する側面である。いずれにしても受け手のセンスの問題でもある。アメリカ映画のインデアンが些細な足跡を頼りに獲物を追跡するように、本書が観察され、多摩美術大学がいま何処にいて、何処に行こうとしているのかを考える一助となれば幸いである。

(自己点検部会長 高橋史郎)