![]() |
![]() |
||||||
|
ティーエイチエックス [THX] |
ジョージ・ルーカスが提案するソフトウェア・プログラム。昨今は、音響効果が作品の重要な部分を占めるようになり、劇場の選び方で作品の印象がカラリと変わってしまうということも珍しくない。送り手側の意図とほぼ同じ条件で上映できるよう、ルーカスフィルムが細かく機材や条件などを設定したのがこの方式。日本ではまだ数館のTHXシアターだが、97年夏の『スターウォーズ特別編』公開時には、「THXシアターで見てこそ、真の『スターウォーズ』体験だ」といわれた。 |
________________________________________________↑ | |
ティーザー ・アプローチ [teaser approach] |
ティーズは、くすぐる、悩ます、じらすといった意味。広告主や製品の名をわざと伏せて、不思議さや意外性で読者の注意を引こうとする広告のテクニック。 |
________________________________________________↑ | |
ディジリドゥ | オーストラリアの先住民族“アボリジニ”の伝統楽器で、中身を白蟻に食われて筒状になったユーカリの木。吹くと「ブヨ〜ンブヨ〜ンブヨ〜ン」という音が出る。この音は、一番手近そうなところだと“ジャミロクワイ”のCDに入っている。 今の西欧人はわざわざ機械で紀元前のアボリジニと同じような音楽を作り、同じように踊っていた。いや、西欧人に限らずディジそっくりに音を大きくねじ曲げ、そこにリズムを付けたという、アシッドハウスを太古の音の方に進化させたかのようなゴア・トランスレイヴで人々は踊っている。 |
________________________________________________↑ | |
ディティール [detail] |
細部、詳細のこと。デザインにおいては接合部や納まり、表面装飾や構造などを表す。建築やインテリアデザインでは全体の構成も重要ではあるが、それにも増して等身大の視点で見られるディティールが空間のイメージを決定する存在にもなる。 |
________________________________________________↑ | |
ディフュージョン [diffusion] |
デザイナーズ・ブランドの普及版、つまり低価格版という意味で、広く使われるようになった言葉。セカンド・ブランドとも呼ばれる。 作品のイメージを保ちながら、着る側の購買能力に応じて、プライス・ゾーンを明確に区分するという、はっきりした販売戦略。こうしてレーベルは、高価なオートクチュールのラインから、それよりも安い既製服(プレタポルテ)のラインまで幅広い層にわたって着られることになる。ブランド資産の「力」とその活用を示す例。 |
________________________________________________↑ | |
データ・グローブ [data giove] |
バーチャル・リアリティにおいて手の動作を測定する特殊な手袋。原理的には、手袋の指に沿って設定された光ファイバーの光透過率が、指の曲げ具合によって変化することを利用したデバイス。仮想環境空間の中で、ものをつかんだり、持ち上げたり、いろいろな命令を指示したり、重要な役割を果たしている。また、手の動作の原理を拡大して全身の運動を測定するのがデータ・スーツであり、力感応によるサイバー・グローブ、スペース・グローブ等が接触感覚の応用したものとして知られている。 |
________________________________________________↑ | |
データプール [datapool] |
データが流れ、人間のインタラクションによって絶え間なく変容を続けるデジタル・ミュージアム、アーカイブのメタファー。データはここを拠点として、データの海に向かって流れ出してゆく。 |
________________________________________________↑ | |
テーラー・システム [Tayler system] |
アメリカの技術者F.W.テーラーが19世紀末に考え出した作業管理法。工場労働の種類ごとの動作研究により、動作を分解し、不必要なものを省き構成し、最善の動作及び作業速度を決定する。上回る能率をあげたものには高い賃金を支払い、達しなかったものは減額するという。 科学的労働管理と言われることもあるが、人間的考慮はない。熟練工の作業という形で残されていた職に関する自律性を取り上げ、その権限を技術者に移すという意味があった。 |
________________________________________________↑ | |
テクスチュァ [texture] |
テキスタイル、製品、建築などを構成する素材の、手触り、肌触りのこと。触覚的、視覚的な質感、表面効果を指す。材質感の重要性を最初に喚起したのはバウ・ハウスであった。とくにモホリ・ナジは、素材の質感を、組織・構造の特性からくるもの、表層効果からくるもの、自然の影響と加工方法からくるもの、意図的な表面処理からくるもの、の四つに分け、またこれらの複合効果としてとらえている。そのなかの表層効果がテクスチュァであるが、これが今日では上記の四つを総称する言葉になっている。 |
________________________________________________↑ | |
テクスチュア ・マッピング [texture mapping] |
3DCGなどで物体の表面の質感を擬似的に作り出すための技法。例えば凹凸や模様のある物体の材質感を3次元データで処理しようとすると、膨大な作業や計算が必要となる。そこで、あらかじめ凹凸や模様を平面で表現したものを立体の表面に巻き付けるように張り付ける。同じCADデータの室内が何通りにも変化する。このように、あらかじめ作ってあった画像を別の面に張り付けることを、マッピングと呼ぶ。 |
________________________________________________↑ | |
デザイン [design] |
デザインとは、近代産業社会の所産で、生活のために必要ないろいろなものを作るにあたり、材料や構造や機能はもとより、美しさや調和を考えて一つの物の形態あるいは形式へとまとめあげる総合的な計画、設計のことをいう。「デザイン」は意匠、設計、計画、構造的仕組みという意味を含む言葉であり、対象によってはデザインの意味が前記の四つの意味のいずれかに力点をおいて理解されるほうが現実的な場合もある。 |
________________________________________________↑ | |
デザイン・ギャラリー [design gallery] |
銀座松屋の7階にあるギャラリーで、日本デザイン・コミッティーによって運営されている。1964年設置。1995年10月で500回展になる長い歴史を持つ。主なデザイン主体のギャラリーは東京デザイナーズ・スペース、アクシス・ギャラリー、GAギャラリー、ギャラリー間、ギャラリースペース21、リビングデザインセンターOZONEなど。 |
________________________________________________↑ | |
デザイン行政 | 戦後日本のデザイン行政は、最大の国策であった輸出振興行政の枠のなかで取り扱われてきたが最近では国際的な情勢の変化に伴って、新たな枠組みへの変化が求められている。すなわち通産行政の枠組みの中で扱われてきたデザイン行政を、生活文化とのかかわりから捉えようとし、同時にデザインを切り口にした地域振興策や社会資本の充実が図られようとしている。 |
________________________________________________↑ | |
デザインプロセス [design process] |
一般的にはデザインプロセスは、コンセプトメイキング、アイディアスケッチ、エンジニアリングスケッチ、モックアップと言う手順を踏み、ステップを進むに従って細部を決定していくことになる。これらのステップの目的は、形状決定の際の制度の向上と同時に、経営的なリスクを最小に抑えるためである。近年はコンカレント・エンジニアリング(技術、デザイン、生産の各部門が開発を同時にスタートさせ、開発期間を短縮するシステム)の普及により、モックアップの段階で内部機構が決定している場合も多く、設計の早い段階での、デザインの決定が求められる。 |
________________________________________________↑ | |
デジタル技術 | 文字・映像・画像・音声のすべてを規格に従い0と1の信号で処理する技術。コンピュータの中でこれらのメディアが統合的に処理できるようになったのも、この技術の進歩によるもの。動画のデジタル化は、オリジナルの状態では膨大なデータ量になるために開発が遅れていたが、MPEG = Motion Picture Expert Groupと呼ばれる画像圧縮技術の完成を受け、文字・映像・画像・音声を統合的に処理するマルチメディアの技術的基盤が整った。 |
________________________________________________↑ | |
テレプレゼンス [tele-presence] |
遠隔操作技術によるバーチャル・リァリティの世界。1980年にマサチューセッツ工科大学のマービン・ミンスキーによって提唱された。リアルタイムの通信回線によって遠方のもう一つの世界にトリップし、自分の存在がそこにあるかのような仮想感覚を体験するのがテレプレゼンスの概念である。 |
________________________________________________↑ | |
テロップ [telop] |
最近、TVの中で増加したテロップ。「わかりやすく」「視る人にやさしく」「ポイントをはずさず」 バラエティ番組などで、出演者の発言をそのままテロップに起こして編集時に差し込む手法は、NHK以外では完全に定着した。と同時に「あれが邪魔だ」という意見が多い。邪魔ではあるが、モーショングラフィックの一態と考えればまだしもである。 |
________________________________________________↑ | |
ドイツ工作連盟 [Deutsche Werkbund (DWB)] |
ものの標準化、規格化によって大量生産は可能となるが、ヨーロッパにおいてそのことを意識し推進した団体がドイツ工作連盟であった。1907年、ミュンヘンにおいて、産業資本家、建築家、デザイナー、評論家によって組織される。彼等の目的はドイツの工業製品の量的・質的向上であり、いわばドイツにおける殖産興業政策と深く関わっていた。中心的な人物はヘルマン・ムテジウスで、彼は前記の目的を達成するために「規格化」を主張し、それがドイツ工作連盟の主張となった。 |
________________________________________________↑ | |
統合型 マーケティング ・コミュニケーション [IMC[integrated marketing communication]] |
IMCとは、今まで広告やPR、SPなどとそれぞれ別個に考えてきたことを、一つの複合体として捉える新しい視点のこと。消費者の立場からコミュニケーションを0から再構築すること。消費者はもともと情報の源など区別してはいない。日本ではすでに行われているともいわれるが、アメリカで提唱され、世界の多くの企業で盛んに取り入れられている考え方。 |
________________________________________________↑ | |
透明性 | 20世紀建築の特色に、等質で透明な空間を立てることがあった。そして再び現在、より軽く浮遊する空間への指向が強い。「Macintosh」もボールペンもPHSも透明になった。しかしそれは完全なる透明=ガラスではない。 |
________________________________________________↑ | |
トーマス・エジソン | 『発明王』。蓄音機のほか電話、映画、電球などを発明。電気時代初期の発明で、彼と全く無関係なものはないといっても差し支えはないだろう。しかし不思議なことに電話や映画、録音でも産業化の段階で目先が利かず、ライバルの後塵を拝することがほとんどであった。 |
________________________________________________↑ | |
ドキュメンタリー写真 | ドキュメントという言葉は「公的な記録文書」という意味があり、写真の正確な再現性、描写力を通じて、時代の状況を的確に伝えられるのがドキュメンタリー写真である。典型的なスタイルは社会に向かって訴えかけるソーシャル・ドキュメンタリー。代表的なものとして、1930年代、アメリカ南部の農村地帯を記録したFSA(農業安定局)によるものなど。最近では公的なドキュメンタリー写真のほか、「心理的な問題」や「内面的な描写」といった私的な現実をとらえた新しいスタイルのドキュメンタリー(パーソナル・ドキュメンツ)も増えつつある。 |
________________________________________________↑ | |
トニー・ガルニエ [Tony Garnier] |
リヨン生まれの建築家。社会主義者。エコール・デ・ボザールに学び、ローマ賞を受賞。その留学の課題で無装飾な箱形の近代主義的な『工業都市』を計画したことで知られる。彼の構想ではそれらはコンクリート造で、獄舎や警察署、協会、兵舎などの一切存在しない新しい都市、いわば工業のためのユートピアが計画されていた。彼のスタイルは連続窓やピロティなど、後の建築家たち、とりわけコルビュジエに多大な影響を与えた。 |
________________________________________________↑ | |
トマト [tomato] |
食べるトマトでも、トマト銀行でもない。ロンドンのクリエイティブユニット「トマト」。メンバーは9人。それぞれが映像や、音楽、グラフィックなど多岐に渡る分野で活躍しており、トマトというユニットそのものがトマトの作品であり、トマトの存在そのものがプロジェクトである。 もっとも有名になったのは「トレインスポッティング」のタイトルや、「アンダーワールド」なるバンド(同メンバー含む)の大ヒット。これらによりカッコイイメジャーになった。 けど、日本でのトマト展はなんだかなー。 |
________________________________________________↑ | |
ドラァグクィーン [drag queen] |
ドレスの裾をズルズルと引きずる(=drag)ような大袈裟ないでたちで女装するオカマ(=queen)のこと。裾を引きずるほどの大仰なドレスや巨大なカツラ、極端なまでのメイクアップ……女らしさを強調すればするほど本物の女からはほど遠くなっていく。 |
________________________________________________↑ | |
ドラムンベース [drumn'bass] |
イギリスで始まったジャングルが発展した形のダンス・ミュージック。ジャングルの始まりは90年代初めのロンドン。レゲエやブレイク・ビーツが基になっている。そこにテクノ的な要素が取り込まれて、ジャングルと呼ばれるビートの速いダンス・ミュージックが生まれた。ドラムンベースはそこに様々な音楽的な要素を取り込みながら雑種的に進化したもので、ジャズっぽいものから、ノイズ、トランス、アンビエント的なものまで、かなりの幅を持ったそして力のあるジャンルになりつつある。 |
________________________________________________↑ | |
トランス [Trance] |
夢幻の境地、恍惚、夢中、有頂天。「トランス」は様々な意味を持つ言葉で、脳に関して使われる場合は、催眠状態などの通常の意識とは異なる「変性意識状態」を指す。メトロノームによる催眠誘導を見ても、規則的な刺激や振動を脳に与え続けると、思考力などが減退して、やがてトランス状態に陥る。“ダンス”はこのトランス誘導法で、しかも最も広く用いられてきたもの。 音楽で「トランス」と言えば、現在では“ゴア・トランス”を指すと考えていい。ゴア・トランスは、最近では“サイケデリック・テクノ”とも呼ばれ、パーティー会場などでのサイケデリックな服装や装飾が注目されたりしている。また音はどれも同じようにグニョグニョと曲がりくねり回転しながら際限なく上がり下がりを繰り返す。 |
________________________________________________↑ | |
ドリー | 世界で最も権威のある科学専門誌『ネイチャー』1997年2月27日号にスコットランドのロスリン研究所のイアン・ウィルマット博士らのグループによる体細胞クローン羊の誕生が発表された。「クローン」の語源は小枝を示すギリシャ語(klon)、植物の小枝を挿し木すると、親の木と遺伝形質が同じ植物ができることからきた言葉。博士らは、雌羊の乳腺(せん)の細胞からDNA(遺伝子の本体)が 入った核を取り出し、ほかの羊の卵細胞(核を取り除いてある)に移植した。これを第三の羊の子宮に移したところ、元の雌羊と全く同じ遺伝子を持った羊(クローン羊)が誕生したという。この方法が確立されれば遺伝子を提供した羊とまったく同じ遺伝情報をもった個体を、何十何百とつくることが可能となる。産まれた子羊の名前は「ドリー」と命名された。 |
________________________________________________↑ | |
トリスタン [Tristan] |
トリスタン施設は、1周約3kmのリング状の巨大加速器を中心とする複合加速器システム。高いエネルギーに加速された電子とその反粒子である陽電子の正面衝突で起こる超高エネルギー反応を利用して、物質の根源を探求することを目的としている。 「物質とは何か?」。 ミクロの次元を巨大スケールでテストするその装置が日常世界の中に表れる。ランドスケープを越えたテクノロジーのスケープ。 |
________________________________________________↑ | |
ドントノウグループ [DKグループ(don't know group)] |
世論の調査などの質問に対して「知らない」「わからない」と答える人々。 |
________________________________________________↑ |