お問い合わせ美術館概要スペシャルコンテンツ関連イベント展覧会紹介開催概要トップページ 四国霊場開創1200年記念  祈りの道へ −四国遍路と土佐のほとけ− 2014年11月22日(土)〜2015年1月18日(日)多摩美術大学美術館


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監修者より<日々遍路>

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2014年11月23日(日)

第1回目の公開講座 祈りの道へ−四国遍路と土佐のほとけ−

公開講座の様子

 昨日の午後は、「第1回目の公開講座 祈りの道へ−四国遍路と土佐のほとけ−」が開かれました。定刻前にほぼ満席になってしまい、長い時間をたったままご参加いただいたお客様には申し訳ない思いでした。私が本展の見どころをご紹介した後、第26番札所金剛頂寺の坂井智宏御住職、飛び入りで35番札所清瀧寺伊東聖隆御住職との対談を楽しませていただきました。近代化とともに変わりゆく遍路のみちゆき、無縁所と四国遍路、室戸岬と空海など霊場の御住職ゆえにお話頂ける内容満載でした。

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2014年11月22日(土)

展覧会、スタートしました

展覧会初日

 寒い朝でしたが、美術館の前には長い行列がありました。これは大変だと思ったのですが、この行列はサンリオさんのピューロランドのものでした。そういえば連休でした。しかし我が美術館にも、開場前には小さな列ができました。思わず嬉しくなって、スタッフと警備の皆さん総出でお出迎えをさせていただきました。一体一体のお仏像と、こころゆくまで向き合っていただきたいという思いから、照度も結界も抑えた展示にしました。多摩美術大学の美術館でしか味わえない古仏との対話をお楽しみください。

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2014年11月22日(土)

土佐に友ありき、酒ありき(2)

お祈り中の伊東聖隆住職

 昨日、展覧会のはじまる前の早朝。早めに美術館へ入ったつもりだったのですが、階段の踊り場当たりから美しい読経の声が館内に響いていました。声明……お経に独特の節をつけ、謳うように唱える特別な読経の方法。はじめはBGMのCDだろうかと思ったのですが、どこかで聞き覚えのある声の主は、四国35番霊場清瀧寺の伊東聖隆住職でした。本展の無事と成功をお祈りしてくださいました。かつて高知県香美市立美術館で「古仏との対話」展を開催した折には、秘仏の御本尊を出陳していただき、そればかりか約一ヶ月半の会期中毎日美術館にいらしてご本尊へのお勤めをされました。それから今回は本展の図録掲載の論文「お遍路をしてみようと思いました」、会場エントランスのお遍路さんの写真も実は伊東御住職のものです。是非一度伊東住職の朗唱をみなさんにも聴いていただきたいと思います。

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2014年11月21日(金)

時間が足りないかも…

笹野大日堂で。地域の皆さんのお見送り

 ため息もつけないほどの緊張感といいますか、今回の展覧会は数十点に上る仏像や考古資料などが展示されます。その一点一点に、かつて高知県で調査をしていた頃の思い出があります。仏像との出会いから学んだことは少なくありませんでした。仏像は、日本人の精神文化の結晶と言っていいかもしれません。もうその表情も肢体もぼろぼろになりながら、なお仏像であり続けた時間の意味を思うと、やはり多くの方に出会って欲しい、そして事故なくもとのお堂にお帰りいただきたいと思います。
 いよいよ明日、「祈りの道へ−四国遍路と土佐のほとけ−」が開幕します。多くの皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。

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2014年11月20日(木)

機縁(偶然ということ…)

土佐のほとけ 撮影:大屋 孝雄  仏像の研究を始めて、早いもので30年近くがたってしまった。若い頃の祈るふりから、仏像と対面して、なぜか祈らざるを得ない気持ちを知るようになったのも、また年を重ねたからだろう。学生時代、日本中の仏像を見に大学の先輩方に連れて歩かれた。当時は正直なところ、仏像と語り合うよりは、ヨーロッパへ行ってギリシア彫刻をみたり、ルネサンスの美術を見るほうが好きだった。しかし縁とは不思議なもので、はじめて教員として赴任した先が高知県だった。太平洋に面して、ダイナミックな海のイメージの強いところだったが、県下の80%が山林だということを聞いて、急に「森のほとけ」探しに出たくなったのが、“土佐のほとけ”との出会いだった。展覧会には、私が大好きなほとけ様がいっぱいです。

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