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青木野枝「霧と鉄と山と」2019年 府中市美術館展示風景 撮影:山本糾 ©️Noe Aoki Courtesy of ANOMALY
3月3日、彫刻学科の青木野枝客員教授が、令和2年度(第71回)芸術選奨の美術部門で文部科学大臣賞を受賞しました。
芸術選奨は1950(昭和25)年から続く文化庁主催の顕彰制度で、芸術の各分野において優れた業績を挙げた方に贈ることによって芸術活動の奨励と振興に資することを目的としています。
青木先生は、2019年12月から2020年3月にかけて東京・府中市美術館で開催された「青木野枝 霧と鉄と山と」展の成果などが評価されての受賞となりました。
文化庁発表の贈賞理由は下記の通りです。
「鉄素材による彫刻を一貫して作り続けてきた。工業素材のような鉄板を細く溶断して組み合わせ、半球状のヴォリュームのある彫刻をつくり出すといった手法によって伝統的金属彫刻から離れ、独自な道を切り拓(ひら)いてきた。近年では、その特別な彫刻を複数用意して空間を構成する壮大なインスタレーションを試みている。令和元年から令和2年にかけて国内3ヵ所の公立美術館で開催された大規模な個展では、光溢(あふ)れる鉄の森を実現し、新しい日本の彫刻のかたちを表した」
-文化庁ホームページ「令和2年度(第71回)芸術選奨受賞者一覧」より
3月9日、都内で贈賞式が行われました。
関連リンク
文化庁HP「令和2年度(第71回)芸術選奨受賞者一覧」(PDF)
青木野枝 公式サイト
彫刻学科 紹介ページ

