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元客員教授 新垣幸子さんが人間国宝に認定


生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻にて2008年から2019年まで客員教授を務めた新垣幸子さんが7月19日、「工芸技術の部 八重山上布」(各個認定)保持者として重要無形文化財(人間国宝)に認定されました。

新垣幸子さんは熊本県生まれ。沖縄県で大城志津子氏と石垣英富氏のもとで染織技法を学び、八重山上布の工房を開設しました。新垣さんの作品は、伝統的な八重山上布の調査・研究の成果と復元事業で得た技術を基に、多様な植物染料を生かした色彩と、括染(くくりぞめ)ならではの自由な絣模様が特徴で、これまで数多くの展覧会で作品を発表しています。また、後進の指導・育成にも尽力しており、沖縄県指定無形文化財「八重山上布」保持者として、八重山上布保存会の代表を務めています。