お知らせ一覧へ戻る

油画専攻の菊地武彦教授が、10月に科学研究費助成事業(科研費)成果展を開催します。日本画専攻の教員、助手、副手全員と共に、膠に代わる持続可能なメジウムを使用して制作した作品を発表し、日本画の表現拡大の可能性を探ります。
開催概要
日本画は膠と岩絵の具によって成り立ってきました。しかし近年その製造が不安定になっています。もし膠が何らかの理由で製造されなくなれば日本画の存続が危ぶまれます。
本研究は動物性タンパク質によらない、持続可能な安定したメジウムの可能性を探るために、機能性PVAL(ポリビニールアルコール)製品に着目しました。PVAL製品をメジウムに転用することで、持続可能な新たな画材の提案をし、誰もがチャレンジできる簡便な日本画のメジウムをめざしました。
展示会情報
会期 | 2024年10月28日(月)~11月2日(土) |
時間 | 11:00~19:00(最終日17:00まで) |
入館料 | 無料 |
会場 | アートスペース羅針盤(東京都中央区京橋3-5-3京栄ビル2階) |
助成 | ハーモニック伊藤財団 日本学術振興会 科学研究費助成事業 (基盤研究C 課題番号 22K00256) |
協力 | 株式会社クラレ、デンカ株式会社、日本酢ビ・ポバール株式会社、多摩美術大学日本画研究室 |
出展作家
岡村 桂三郎、加藤 良造、菊地 武彦、澤﨑 華子、武田 州左、千々岩 修、陳 芃宇、川端 もくは、田澤 苑実、中嶋 弘樹、森田 舞、山口 岳人(五十音順)
