─– 1936［昭和11］ 1937［昭和12］ 1939［昭和14］ 1941［昭和16］ 1943［昭和18］ 1944［昭和19］ 1945［昭和20］女子部の設置と財団法人の設立図案科の授業風景18 . 19• 理事長に斎藤浩（昭和医学専門学校，現昭和医科大学）が就任• 徴兵猶予の停止により，学生たちは学徒出陣や 軍需工場への徴用となる• 校舎が海軍省に徴用され，文部省電波物理研究所に貸与， 休校となる• 『多摩美術』学徒出陣記念特集号を刊行 全教員・全学生の作品図版を掲載する• 5月24日未明，最大規模の本土攻撃となる東京大空襲に おいて，図案科棟1棟を残し校舎焼失• 終戦を経て，学校再建へ向けての会合が重ねられる 協議の主な参加者は， 井上忻治，渡辺素舟，今井兼次， 村田晴彦（芳太郎），吉田三郎，牧野虎雄，鈴木誠， 森田亀之助• 多摩帝国美術学校として初めての入学試験が行われる 入学生30名• 図案科会機関誌『デセグノ DESEGNO』創刊• 女子部設置 女子部部長：逸見梅栄• 軍事教練始まる• 財団法人多摩帝国美術学校設立 理事長：丹羽武朝（東京横浜電鉄株式会社，現東急電鉄株式会社）• 徴兵猶予が認可される• 学友会誌『多摩美術』創刊• 12月，卒業式（繰り上げ卒業）を挙行する （繰り上げ卒業は1944年まで続く）開校の翌年に本学は，いち早く女子への美術教育に門戸を開く．続けて財団法人を設立して経営強化を図り，教員と学生が一体となって新しい美術学校をつくり上げようとする機運が高まる．しかし，その影で戦争の足音は確実に近づいていた．
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