飯田 文香
巡る秋
技法・素材:鳥の子紙、岩絵具、水干絵具、銀箔、典具帖紙、パステル 寸法:H1820×W3640mm
担当教員によるコメント
どこにでも出会える秋の情景、紅葉する植物の葉、一枚一枚の形と色の変化を克明に描ききる。横300cm強、縦182cmある四曲半隻の大作に向い、毎日同じ作業が続く、根気のいる仕事である。この時間を楽しむがごとく、描いているようにみえる。気の遠くなる仕事である。この大作の骨格となっているのが、白い朽ちた大木。それを中心に、様々な木々の枝が絡み合う。画面の上、下に、墨っぽい色彩、赤い椿の花は効果的にも自然にそこにある。その現場でじっくり写生をした、実のあるリアリティーがそこにある。この描ききった作品の中には命が通い、作家が思っている以上に人を感動へと導く。そんな力のある、正に愛情の込もった至極の作品である。
教授・中野 嘉之
担当教員によるコメント
どこにでも出会える秋の情景、紅葉する植物の葉、一枚一枚の形と色の変化を克明に描ききる。横300cm強、縦182cmある四曲半隻の大作に向い、毎日同じ作業が続く、根気のいる仕事である。この時間を楽しむがごとく、描いているようにみえる。気の遠くなる仕事である。この大作の骨格となっているのが、白い朽ちた大木。それを中心に、様々な木々の枝が絡み合う。画面の上、下に、墨っぽい色彩、赤い椿の花は効果的にも自然にそこにある。その現場でじっくり写生をした、実のあるリアリティーがそこにある。この描ききった作品の中には命が通い、作家が思っている以上に人を感動へと導く。そんな力のある、正に愛情の込もった至極の作品である。
教授・中野 嘉之