solaris, lounge chair and stool

織笠 琢

作者によるコメント

2mm厚のPPシートからできるラウンジチェアの発表展示空間。少し先の未来のものづくりから、情報として流通し、特別な技能を必要とせずに形となる家具の形とその制作プロセス。

担当教員によるコメント

「家具を出力する」といえば伝わるだろうか…。図面情報を得ることでオンデマンドに家具を製作(購入)できるといった提案型の作品である。用意する素材は再生可能樹脂ポリプロピレン(PP)、そして工具のハンダゴテ。最初にPP板をレーザーカッターから“家具の展開型”をデータ出力する。その後、折り紙のごとく組み上げながら、小さな穴があけられている接合ポイントを合わせ、ハンダゴテで貫通=溶着させることで強度をもった家具が完成する。これまで多くの家具が、その時代を象徴するような素材や技術革新で生まれたことを考えると、最も今日的な提案性を感じる作品となっている。この先どうなるか不確かではあるが、未来を予感させる。

准教授・米谷 ひろし