TimeLine, ネット上の思い出をアナログで残すアプリのサービス

寿福 まりか

担当教員によるコメント

日常的に複数のSNSを使うユーザーである作者にとって、ネット上に投稿され、日々やりとりされる膨大な数の写真やメッセージ、コメントなどの集積は、自身の「思い出」の一部でもある。それらをかつての「写真アルバム」のように実体として残したいという思いから、制作がスタートした。サービスを利用する際の顧客の経験(UX)を検討しながら、サービス全体の企画とタッチポイントとしてのアプリのUIデザイン、冊子のコンテンツとレイアウトのデザインを行った。着想がユニークでアイデアが適切にかたちに表現されており、顧客の経験についてもよく考えられている。完成度の高いサービスデザインの作品である。

准教授・吉橋 昭夫