山形の今と昔のイラスト

遠藤 翼

担当教員によるコメント

自身が暮らした山形の街並の今昔を題材とした折本形式のイラスト書籍の提案です。蛇腹折りに仕上げた折本の表面に現在の街並を描き、裏面に昭和三十年代の街並を描くことによって今昔の景観の相違を対比させながら見られるようになっています。地道な調査と綿密な作図に基づいて描かれた画面は手描きのイラストならではの温もりがあり、街路を行き交う人々の服装なども今昔の対比を見せて街並の生活感の変化を表現しており、作者の遠藤君の郷土への愛着を反映した郷愁あふれる今昔のパノラマ絵本に仕上がっています。

教授・西岡 文彦

  • 作品名
    山形の今と昔のイラスト
  • 作家名
    遠藤 翼
  • 作品情報
    冊子
    サイズ:H148×W210×D5mm(蛇腹折り36ページ)