Individual relationship
山崎 あゆみ
担当教員によるコメント
山崎は透明なガラスの物質性、内部が可視であること、空間と物質の境界である表面というものが認識されるその特性に着目して作品を作った。われわれがモノを見るとき、通常は見ているのはその表面であり、その実際のボリュームは表面を見ることによって想像されるだけである。ガラスのような透明な素材においては、表面を着色したり、傷つけたりしたりすることによって、通常は認識されない物質と空間の境界線を見ることになる。山崎はこのガラスの性質を用いて、個と個の関係性や社会性をテーマとして、表現しようとしている。この観念性と自身の表現内容をうまく組み合わせることが山崎の目標のようだ。
教授・高橋 禎彦
- 作品名Individual relationship
- 作家名山崎 あゆみ
- 作品情報技法・素材:ガラス、高温エナメル、木、フィルム、アクリル絵具
サイズ:H120×W140×D140mm〜H900×W70×D1000mm - 学科・専攻・コース
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