A
永井 綾音
A. 色と線の立体
素材・技法:ミクストメディア サイズ:サイズ可変
B. 水鳥をモチーフとした色と線の立体
素材・技法:木、ミクストメディア サイズ:サイズ可変
担当教員によるコメント
永井は正面と側面と裏面を意識しながら絵画を考えた。また、線や色彩やその重なりから彫刻を考えた。その両者の「そこにないもの」を「そこにあるもの」に、あるいは「そこにあるもの」を「そこにないもの」に置き換える。その行き来のなかで「同じこと」と「違うこと」の判断を丁寧に繰り返すことが永井の制作の手順であり、テーマそのものなのである。見る側も、目眩のようなある揺らぎの感覚にとらわれる。それはやはり「同じこと」と「違うこと」を探してしまうからである。でもそれだけでは終わらない。ただ眼前のキュートで理知的な作品そのものを愛でること、あるいは永井の仕掛けたゲームに取り込まれていることに気付くことこそが、鑑賞の喜びと理解出来るからである。
教授・小泉 俊己
担当教員によるコメント
永井は正面と側面と裏面を意識しながら絵画を考えた。また、線や色彩やその重なりから彫刻を考えた。その両者の「そこにないもの」を「そこにあるもの」に、あるいは「そこにあるもの」を「そこにないもの」に置き換える。その行き来のなかで「同じこと」と「違うこと」の判断を丁寧に繰り返すことが永井の制作の手順であり、テーマそのものなのである。見る側も、目眩のようなある揺らぎの感覚にとらわれる。それはやはり「同じこと」と「違うこと」を探してしまうからである。でもそれだけでは終わらない。ただ眼前のキュートで理知的な作品そのものを愛でること、あるいは永井の仕掛けたゲームに取り込まれていることに気付くことこそが、鑑賞の喜びと理解出来るからである。
教授・小泉 俊己