とうふ
松島 遥奈
作者によるコメント
とうふ職人へ、敬意をこめたグラフィック。ちょっと角度を変えるだけで、世界は無限に広がる。平行四辺形の、時代の先を行く、とうふ屋さん。今、下町のとうふ屋さんは失われつつあります。古き良きものをそのまま綺麗に見せることだけが、大切にする方法ではないと思います。だから、時代が止まったようなとうふ屋さんと、とうふ職人を全く新しい形として今の時代に蘇らせます。
担当教員によるコメント
豆腐職人のものづくりに触発されて作った作品だと思う。一応、広告風の作りになっているが、まともに広告として考えると、わかりにくいのではないか、あまり機能しないのではないかと心配になる。豆腐というあまりにも見慣れた存在を思いっきり新鮮に感じてもらうために、あえてぶっ飛んだ表現を作り、未来の豆腐のイメージを見せようとしているのだ。松島遥奈さんはこれまで、しっかり練ったコンセプトをミニマルな表現でまとめた作品を作ってきた。だがこの作品では自分の得意な場所から踏み出して新しい何かを掴もうと手探りしている。まだまだ未完成にも思えるが、色彩やテクスチャーが魅力的で、瑞々しい。この次を見たい。
教授・服部 一成
- 作品名とうふ
- 作家名松島 遥奈
- 作品情報広告
技法・素材:鳥の子紙、鉛筆、Illustrator、Photoshop、デジタル出力
サイズ:ポスター=H1030×W728mm(2点)、H1030×W728mm変形サイズ(9点)/パッケージ(3点)/のれん、前掛け、本(各1点) - 学科・専攻・コース
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