SUNNY SIDE MOTEL

狩野 史帆

作者によるコメント

性に対するあらゆるアイデンティティを尊重したラブホテルの企画。恋人同士がセックスをする事は当たり前なのに、LGBTの恋人同士がセックスをする事はまだ普通の事として見る事ができない人が多いという現状。家ではない、非日常を感じられるラブホテルという場所で、全ての恋人たちが安心して二人の時間を楽しめる空間を作りたいと思い制作しました。

担当教員によるコメント

LGBTの恋人達をテーマに企画制作されたこの作品は、狩野の世の中に向けられている問題意識や、視野の広さに「起因」する。自分の中に生まれた問題意識を定義化し、それをオリエンテーションとするのだから、制作に対するこれ以上のモチベーションはない。それゆえに、ポスターの撮影やホテルのグッズ制作にも、短期間ながらかなりの集中力とエネルギーをかけたことが伺える。4年間の集大成、卒業制作においてついに狩野はアートディレクターの本質に目覚めたのだ。

教授・川口 清勝

  • 作品名
    SUNNY SIDE MOTEL
  • 作家名
    狩野 史帆
  • 作品情報
    ジェネラルグラフィック
    技法・素材:紙、ネオン管、ELワイヤー、アクリル、ガラス、陶器、タイル、Illustrator、Photoshop、デジタル出力
    サイズ:ポスター=H1030×W728mm(3点)/ネオンサイン=H640×W650mm(1点)/パネル=H800×W585mm(1点)/小物=29点/展示台=H850×W1750×D510mm
  • 学科・専攻・コース