線・空間・衣服

星野 旭毅

作者によるコメント

架空のファッションブランドをつくり、インスタレーションやブック、写真などでそのブランドの世界観を表現しています。作品は全て「線・空間・衣服」というテーマを元に制作しており、その三要素が互いに作用することで生まれる効果や表現を探求しました。

担当教員によるコメント

星野は「line(線)」をICONとした、服、服を見せる空間とそのブランドのデザイン開発に取り組んだ。それぞれのファッションのアイテムに「線」の要素を取り入れデザインし、服を掛けるハンガーのワイヤーを空間に描かれる立体的な「線」として捉え、空間を構成する彫刻作品としてもデザインした。これらのハンガーのデザインは、シャツやコート、靴下や靴などの新たな物の見せ方を提示する道具であると共に、それぞれの線が空間の中で服と共鳴しあい、新しい空気感を作り出している。最小の要素で物と空間と空気感のデザインに挑んだ意欲的な作品である。

教授・深澤直人、准教授・長崎綱雄

  • 作品名
    線・空間・衣服
  • 作家名
    星野 旭毅
  • 作品情報
    インスタレーション、ブック、写真
    技法・素材:木、既製服、スチレンボード、紙 他
    サイズ:H2400×W4800×D3600mm
  • 学科・専攻・コース