田中 由貴奈
Back Bone
技法・素材:磁 サイズ:H40×W350×D350mm〜H10×W10×D240mm
担当教員によるコメント
幼い頃の田中は、ガラスの器にはガラスで、陶磁器には陶磁でできた骨格や骨があると信じていたという。そんな骨の魅力や繊細さを陶で表現し他者と共有する作品を目指して、石膏型やクリーム状にした粘土を絞り出して、造形化してきた。「何故自分が中身に魅力を感じるのか言語化できるほどの答を見つけ出せてない。」という。制作が始まる時には、表現の目的や理由は明快に言語化できるとは限らない。ちょっとした気掛かりや感動を頼りに粘り強く材料と関わることの繰り返しの中から、作品は表現として立ち上がる。粘土との深い関わりと繰り返しの実験から、田中は独自の技法を編み出して、「ものの中身の世界観」脆さ妖しさ、美しさとして訴えかけてくる。それはすでに一つの言葉である。
教授・尹 煕倉
担当教員によるコメント
幼い頃の田中は、ガラスの器にはガラスで、陶磁器には陶磁でできた骨格や骨があると信じていたという。そんな骨の魅力や繊細さを陶で表現し他者と共有する作品を目指して、石膏型やクリーム状にした粘土を絞り出して、造形化してきた。「何故自分が中身に魅力を感じるのか言語化できるほどの答を見つけ出せてない。」という。制作が始まる時には、表現の目的や理由は明快に言語化できるとは限らない。ちょっとした気掛かりや感動を頼りに粘り強く材料と関わることの繰り返しの中から、作品は表現として立ち上がる。粘土との深い関わりと繰り返しの実験から、田中は独自の技法を編み出して、「ものの中身の世界観」脆さ妖しさ、美しさとして訴えかけてくる。それはすでに一つの言葉である。
教授・尹 煕倉