イツカ、キタ。

斎藤 彩

担当教員によるコメント

「イツカ、キタ。」題名で始まる意味は?表現された形は打ち寄せる波のようにも、地形図のようにも見える。二極が対話しているのか、対峙しているのか、何か先端の精神性を感じさせる不思議な表現である。自然の存在そのものが、受けとめる者の感受性と美意識で表現の対象となり、自然の鼓動と極まる存在は「イツカ、キタ。」の作品のように内面の豊かさを感じる優れた感性の作品として生まれるのだとこの作品を見て感じる。これから本質の尊さを感じさせる作品を生み出してほしいと心から願っています。

教授・北條 正庸

  • 作品名
    イツカ、キタ。
  • 作家名
    斎藤 彩
  • 作品情報
    技法・素材:アートクロス、岩絵具、胡粉
    サイズ:H1820×W2730mm
  • 学科・専攻・コース