植物と暮らすためのコンクリート製品

会田 侑香里

作者によるコメント

「フレキシブルなプランツファニチャー提案」
タワーマンションの増加や住宅の狭小化により庭事情は変化している。その問題と向き合いながら植物の色、形を アレンジするなどそれぞれの工夫を凝らしながら庭を作っている。『cella』はコンクリートの造形性や中庸性を活かし、より高いアレンジメントの幅と緑を引き立てる視覚効果でユーザーの創造性を促す。問題解決から新しい愉しみを生み、私達の生活に浸透するガーデニングプロダクトの提案である。

担当教員によるコメント

日本興業株式会社様との産学連携により商品化が決定した作品です。昨今の住宅事情における高層化や狭小化といった変化に伴い家庭の庭事情には大きな変化が起きています。そのような状況下に、新たに人と植物の関係を定義するコンクリートプランツファニチャーの提案です。ハニカム形状から発想した六角形と平行四辺形のモジュールにより、インテリアプロダクトとして室内での植物のあり方、また細胞分裂のような組み方で狭小のベランダやテラスで使用する姿を巧み形状化している。「育景」という斬新なコンセプトに真摯に向き合い、ガーデンファニチャーとしての使用性や組み上げ時の安全配慮も万全であり、次なるプランツファニチャーの典型になると確信する。

教授・中田 希佳

  • 作品名
    植物と暮らすためのコンクリート製品
  • 作家名
    会田 侑香里
  • 作品情報
    技法・素材:コンクリート(高強度)、木材
    サイズ:六角形(1) H200×R200mm 重さ20kg、角形(2) H300×R200mm 重さ13kg、ひし形(1) H100×W300mm 重さ8kg、ひし形(2)H200×W300mm 重さ4kg
  • 学科・専攻・コース