This Could Be the Beginning of Something Big

大平 莉子

作者によるコメント

「これは何か大きなことの始まりになるかもしれない」。卒業制作は私にとって終わりではなく、何か大きなことが始まる予兆に過ぎないのかもしれない、そんな意味を込めました。この大きなレコードからは、これから先自分がどうなっていくのか、不安と期待に満ち溢れた音楽が聴こえてくるかもしれません。

担当教員によるコメント

大平は3年次、自身が愛好するモダンジャズを、もっと若い世代にも聴いてほしいと、過去のジャズの名盤(デザインとしても名盤)を大胆にもベビーデザインを引用しながら、固定観念に縛られたモダンで大人っぽいデザインの風景を壊す作品を作っていた。この卒業作品はその発展系であって、This Could Be the Beginning of Something Bigという楽曲に対して、天地170センチをも超える巨大なレコード盤を実際に制作した。この巨大ジャケットを眺めながら曲を聴くことで、本来、曲が持っていた古くさいイメージは一変する。これこそが大平のやりたかったことであり、見事に成功している。

教授・大貫 卓也

  • 作品名
    This Could Be the Beginning of Something Big
  • 作家名
    大平 莉子
  • 作品情報
    アートディレクション
    技法・素材:紙、スチレンボード、木材、アクリル板、Illustrator、Photoshop
    サイズ:H1720×W2500×D25mm(1点)
  • 学科・専攻・コース