FORM OF THE WATER, 水の形の研究

積田 由依

作者によるコメント

水の形を研究しました 。水には煌めきと形、微かな動きの魅力があります。毎日見て触れている水が、器によって変化する驚きを作品にしました。

担当教員によるコメント

撥水加工した表面の上に水玉ができる。水玉は水の玉だけではなくあらゆる形に変化する。その変化した水玉の形を見つけ出そうとしたプロジェクトが「FORM OF THE WATER」である。水の分子が張りのある形を生み出し美しい。表面張力によって最適のバランスを保とうとする自立した水。その形はその水玉が現れる表面の工夫によるものである。積田はその水玉を生み出す表面の創造に没頭し実験を繰り返した。人間が見たこともない水の形が生み出された。見たことのない新しい魅力を生み出したのだ。その弛まない形のない水の形の探求が思いもよらない現象を起こした。これこそアートとサイエンスの融合である。その見たこともない透明な液物体の美しさを感じてほしい。

教授・深澤 直人、准教授・長崎 綱雄

  • 作品名
    FORM OF THE WATER, 水の形の研究
  • 作家名
    積田 由依
  • 作品情報
    技法・素材:撥水生地、撥水スプレー、プラスチックケース、プラスチック板、プラスチックブロック、コップ、ストロー、糸、灰汁取り、茶漉し、輪ゴム、爪楊枝、スポンジ、スプーン
    サイズ:H150×W150×D10mm(18点)、H150×W50×D40mm(5点)、H150×W20×D40mm(2点)、H50×W50×D100mm(5点)、H150×W50×D200mm(1点)、H100×W20×D10mm(2点)
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