大橋 来未
融泳
技法・素材:高知麻紙、岩絵具、水干絵具、金箔 サイズ:H1820×W2730mm
担当教員によるコメント
金魚をモチーフにする作家は多い。その中でもこの作品は正面切って単純に金魚とビニールと水を描いている。叙情的な趣もなく簡潔だ。ビニール袋の中の金魚の形が変化し、それなのに実際の金魚は実在している事の曖昧さを人の記憶と重ねて、この金魚の絵を見た人の思い出を喚起する企みである。しかも曖昧な存在を知りつつ、その曖昧さを提示しようとしている。これからもっとストレートに表現するのか、先が楽しみだ。
教授・宮 いつき
担当教員によるコメント
金魚をモチーフにする作家は多い。その中でもこの作品は正面切って単純に金魚とビニールと水を描いている。叙情的な趣もなく簡潔だ。ビニール袋の中の金魚の形が変化し、それなのに実際の金魚は実在している事の曖昧さを人の記憶と重ねて、この金魚の絵を見た人の思い出を喚起する企みである。しかも曖昧な存在を知りつつ、その曖昧さを提示しようとしている。これからもっとストレートに表現するのか、先が楽しみだ。
教授・宮 いつき