Live, 人は何をもって対象物を生きていると感じるのか。人の頭の中にある概念としてのプリンを動くアートとして表現した。
伊藤 秀真
作者によるコメント
人は時として、実際には生きていない物に対して、まるでそれが意志を持っているかのように、また生きているかのように感じたりする。このような対象物に対して意図や生物性を感じる感覚を、アニマシー知覚という。アニマシー知覚を最も身近で親しみやすい加工食品のプリンで感じてもらう実験的なアート作品。
担当教員によるコメント
誰だってプリンがぷりんぷりんと揺れる姿を面白く思うと思う。楽しくもある。その自然な揺れに規則を与えてあたかもプリン自らが生き物のように動く仕掛けを生み出した作品はプリンに生命を与えたかのようで素晴らしい。プリン自らが体を揺らして平面を移動したら不思議だろうし生きもののように感じるに違いない。伊藤くんはものに命を与える作品を作ったのだと思う。プリンが我々人間に身振りで何かを伝えているのだ。みんなが知っている喜びを実在化させたことがいい。
教授・深澤 直人、准教授・長崎 綱雄
- 作品名Live, 人は何をもって対象物を生きていると感じるのか。人の頭の中にある概念としてのプリンを動くアートとして表現した。
- 作家名伊藤 秀真
- 作品情報技法・素材:プリン、ネオジム磁石、 DCモーター、速度コントローラーモジュール
サイズ:H1195×W1560mm(2点)、H600×W1560mm(2点) - 学科・専攻・コース
- カテゴリー