輪郭のゆらぎ, 水と油の境界に起きる現象の表現

清水 春来

作者によるコメント

私たちの周りに存在するあらゆる物質と物質には境界があります。そして、その境界は周囲の物質との相互作用のよって絶えず形は変化しています。
この作品では水と油の境界のゆらぎを研究しました。日常の生活では見られない水と油の境界にある輪郭の不思議なゆらぎを表現しました。

担当教員によるコメント

油と水の間に起こる様々な現象を発見し続けた粘り強さに感心した。水と油の関係を皆知っているようで知らない。溶け合わない二つの液体の間に生じる動きと姿はそれらの液体の性質をあらわにする。これがアートとサイエンスの融合かと頷いた。暴露された相互の姿が妙に美しい。見たこともない不思議な動きがわれわれの感覚を覚醒させてくれる。光と液体の奏でるハーモニーは心地いい。

教授・深澤 直人、准教授・長崎 綱雄

  • 作品名
    輪郭のゆらぎ, 水と油の境界に起きる現象の表現
  • 作家名
    清水 春来
  • 作品情報
    技法・素材:水槽、植物油、ガラス容器、水
    サイズ:W350×D350×H160 mm(1点)、W1260×D270 ×H270mm(1点)
  • 学科・専攻・コース