類似点をつなぐ, 素材と食べ物の類似点を見つけてつなぎ合わせる
東 千鶴
作者によるコメント
人は無意識のうちに、色・形・質感・数・状況など様々な特徴をもとに、時には何かと比較して、目に映るものを判断していると考えます。
私は、素材と食べ物の類似点を見つけ、最小限の手を加えることでより強くその点をつないでみました。
似ているという発見と、その特徴をより近づけることを繰り返した作品群です。
目の前のものは、何を手がかりに見ているでしょうか。
担当教員によるコメント
ものを何かに見立てるということは人間の中で常に起こっている。それを見せられた者たちは「確かにそう見える」と頷く。相手が気がつくまでネタを明かさない巧妙なダジャレのように、気づいた時に「あ!なるほど」となる。茶色い瓶のかけらがコーヒーゼリーに見えたのはすごい。赤いゴルフボールの苺も似てないようで似ている。東さんが創作していてだんだん盛り上がってきたのがわかる。あー!アートとは、デザインとはこういうものかと在学中に気づけたのは素晴らしい。だれもが簡単にさわれないものに触ったのだと思う。
教授・深澤 直人、准教授・長崎 綱雄
- 作品名類似点をつなぐ, 素材と食べ物の類似点を見つけてつなぎ合わせる
- 作家名東 千鶴
- 作品情報技法・素材:ゴルフボール、プラスチックケース、塗料他(17点、各3素材ほど)
サイズ:H80× W120× D175mm 他(全18点) - 学科・専攻・コース
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