髙橋 涼香
内包する主張
作品形態:什器置き 技法・素材:ガラス サイズ:H130~180×W140~170×D130~210mm
“ボディ・ポジティブ” 多種多様に存在する全ての体を受け入れようという考え方である。 私はあらゆる身体的特徴の中から、優しさや温かみを魅力として感じる「ふくよかさ」に焦点を置き、 ガラスの持つ柔らかなテクスチャーを用いて表現することで、一つの美しさのあり方を示すことを試みた。 社会が期待する女性らしさに囚われる必要はない。 自分が心地よいと思える姿が、その人の美しさなのだ。 「自分たちのありのままを愛そう。」
担当教員によるコメント
髙橋の卒業制作は、「内包する主張」をテーマに優しさや温かみ感じる造形に取り組んだ。髙橋は3年生の頃から取り組んできた女性の身体をふくよかな形態にデフォルメした造形を作り続けてきた。粘土による原型作りは、髙橋が得意とするところではあるが、作品の素材についての試みもガラスだけではなく陶による制作も行ってきた。この制作通して素焼きの肌合いと粉ガラスをキャストしたときの不透明なガラス色合いが、温かみのある白い肌を感じさせる表現に繋がったと思える。このガラスの色合いとふくよかな女性の形態のマッチングが、製作意図である「やさしさや温かみ」を感じさせることに成功していると思える。 髙橋は、「内包する主張」の意味として、ボディ・ポジティブ(ありのままの自分の体型や見た目を愛す事)のメッセージをこの作品に込めた。 今後の活動に期待する。
教授・池本 一三
担当教員によるコメント
髙橋の卒業制作は、「内包する主張」をテーマに優しさや温かみ感じる造形に取り組んだ。髙橋は3年生の頃から取り組んできた女性の身体をふくよかな形態にデフォルメした造形を作り続けてきた。粘土による原型作りは、髙橋が得意とするところではあるが、作品の素材についての試みもガラスだけではなく陶による制作も行ってきた。この制作通して素焼きの肌合いと粉ガラスをキャストしたときの不透明なガラス色合いが、温かみのある白い肌を感じさせる表現に繋がったと思える。このガラスの色合いとふくよかな女性の形態のマッチングが、製作意図である「やさしさや温かみ」を感じさせることに成功していると思える。
髙橋は、「内包する主張」の意味として、ボディ・ポジティブ(ありのままの自分の体型や見た目を愛す事)のメッセージをこの作品に込めた。
今後の活動に期待する。
教授・池本 一三