池上 創
生命の息吹樹
作品形態:床置き 技法・素材:ガラス、鉄 サイズ:H4080×W1800×D1800mm
たくさんの人々との出会いや、今までの人生を通して培われた経験などは全て自分を形成するエネルギーだと思っている。 そのエネルギーはガラスを吹くという行為で注ぎ込み膨らませることで具現化する。 さらにガラスで具現化したエネルギーをパーツとし、組み合わせる事で、自分の今までの人生で溜め込まれたエネルギーが発散していく様を表現した。 やりたい事は全てやる事ができた。多摩美術大学4年間の集大成として相応しい作品ができたと思う。
担当教員によるコメント
吹きガラスで大きめの作品を制作するときは、複数名のチームで行うことが多いので制作自体がスポーツのように見えることもあるし、制作者も汗をかきながらのチームワークの高揚感を持つことも多い。 「吹きガラスが好き!」という者の中には制作する対象よりもそのプロセスや人間関係をより強く意識していることも多いし、他の制作現場には無いようなパフォーマンスのような雰囲気もある。 池上もそんな汗臭い吹きガラスの魅力に取り憑かれた一人だ。 昔ながらの地道な作業ではなく、全身を使って思い切り吹き竿を振り回し、自分の限界に臨む。 下級生のチームと共に自分たちの力や技術の限界に臨み、うまくいくこともあれば、下手をすると床に落下したり熱のショックで割れたりというガラスならではのドラマがある。 作品はそんな池上の格闘を文字通り積み上げたものだ。 そんな彼の有り余るエネルギーをこれからどんな世の中が受け止めるのかが楽しみである。
教授・髙橋 禎彦
担当教員によるコメント
吹きガラスで大きめの作品を制作するときは、複数名のチームで行うことが多いので制作自体がスポーツのように見えることもあるし、制作者も汗をかきながらのチームワークの高揚感を持つことも多い。
「吹きガラスが好き!」という者の中には制作する対象よりもそのプロセスや人間関係をより強く意識していることも多いし、他の制作現場には無いようなパフォーマンスのような雰囲気もある。
池上もそんな汗臭い吹きガラスの魅力に取り憑かれた一人だ。
昔ながらの地道な作業ではなく、全身を使って思い切り吹き竿を振り回し、自分の限界に臨む。
下級生のチームと共に自分たちの力や技術の限界に臨み、うまくいくこともあれば、下手をすると床に落下したり熱のショックで割れたりというガラスならではのドラマがある。
作品はそんな池上の格闘を文字通り積み上げたものだ。
そんな彼の有り余るエネルギーをこれからどんな世の中が受け止めるのかが楽しみである。
教授・髙橋 禎彦